「食」領域におけるスタートアップの成長を支援
kemuri ventures合同会社は、2020年10月1日、国内ベンチャーキャピタルとしては初のフードテック特化型ファンドを設立したと発表した。
同社は、独立系のベンチャーキャピタル。同ファンドは、「食」領域における業務提携やスタートアップの成長支援を目的として、同日付で設立されている。
DX化の遅れなど課題を抱える「食」領域
「食」領域についてkemuri ventures合同会社は、日本の基幹産業のひとつになり得るポテンシャルを持つと考える。しかし同時に、同領域はDX化の遅れをはじめとして多くの課題を抱えており、課題が解決されない場合は衰退の道を辿るリスクもあると指摘。今こそ、長らく続いた「20世紀型の食ビジネス」の大きな「転換期」であると考える。
同社は、米国においてフードテックのスタートアップへの投資額が年々増加を続けていることにも注目。こうした状況において、日本は「食」領域にて「リーダーシップ」を示すべきと考えた。そのため、同領域の課題を解決し、新しい「食」の可能性にチャレンジする起業家を支えるべく、今回のファンド設立に至ったという。
オープンイノベーションの支援なども展開
同ファンドは、『食の未来1号投資事業有限責任組合(略称『食の未来ファンド』)』として設立された。設立に際しては、株式会社丸井グループや株式会社バリュークリエイトなどが参画。今後は、投資活動と共にオープンイノベーションの支援なども展開するとしている。
kemuri ventures合同会社は同ファンドにより、「世界最高峰にある日本の食文化・食ビジネスを、次のフェーズへ」という理念を実現するとしている。
(画像はプレスリリースより)

kemuri ventures合同会社
http://www.kemuriventures.co.jp/国内ベンチャーキャピタル初「フードテック特化型」ファンドの設立 - PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/