マスクを着用していても高精度で顔を検出
PUX株式会社は、2020年11月1日、顔認識ソフトウェア『FaceU Ver3.5』のライセンス提供を開始する。
同社は、パナソニック株式会社の社内ベンチャー制度にて設立された企業。『FaceU Ver3.5』は、マスクを着用した状態でも高精度で顔の検出および属性情報の取得を可能にしたソフトウェアとなっている。
新たな「気づき」や「驚き」の提供を実現
PUX株式会社は、2012年4月にパナソニック株式会社よりスピンオフして以来、画像認識技術を活用したミドルウェアやアプリケーションソフトウェアの開発・販売・ライセンス事業を展開している。同社の技術は、映像・画像から価値ある情報を抽出し、新たな「気づき」や「驚き」の提供を実現。この技術により、快適な社会の実現に貢献している。
同社は、顔認識をはじめとする高速処理可能な画像認識ソフトウェアを提供しており、店舗・施設向けには『FaceU』を展開。この『FaceU』は、来店者の人数に加えて、年齢・性別などの属性情報もカメラ画像から取得できるというもの。取得されたデータは、来店者分析に活用されている。
ディープ・ラーニングの手法を活用
今般のコロナ禍により、店舗・施設の来店者はマスク着用が常態となった。この変化を受け、顔認識ソリューションの多くは顔検出や属性情報の取得が困難となっている。この課題を『FaceU』において解決すべく同社は、ディープ・ラーニングの手法を活用。マスク着用者も高精度で顔を検出できる『FaceU Ver3.5』の開発に至った。
なお『FaceU Ver3.5』は、パナソニック株式会社の『Vieureka来客分析サービス』における実用化が、予定されている。
(画像はプレスリリースより)

マスク着用顔に対応した顔認識ソフトウェア『FaceU Ver3.5』のライセンス提供を開始 - PUX株式会社
https://www.pux.co.jp/