老舗印章店と共同開発
ブロックチェーンコンサルティング事業を展開する株式会社CryptoPie(以下、CryptoPie)は2020年10月12日、次世代の押印記録システム「Iohan」を開発したと発表した。
CryptoPieがもつ特許技術の活用により、印影をデジタル化するのではなく、実物の印鑑とデジタルの共存を可能にしたシステムだ。なお「Iohan」は、印章業を営む株式会社松島清光堂(以下、松島清光堂)との共同開発によるものとなっている。
「Iohan」開発の背景
テレワークやDXの取り組みにより、脱ハンコや印鑑のDX化が話題となっている。電子印鑑の普及は進んでいるものの、実物の印鑑と電子印鑑が二極化している現状である。
このような背景を受けCryptoPieは、印鑑の押印事実を、さまざまな情報と共にブロックチェーンに記録・共有させる技術を発明し、松島清光堂と共同で「Iohan」を開発した。
「Iohan」は押印した日時や場所を自動で記録し、スマートフォンアプリによって押印事実の履歴管理も行えるシステムである。既存の印鑑もアタッチメントで使用可能となり、実物の印鑑とデジタルの共存を実現した。
今後は「Iohan」の普及を通して、印章業界における、DX化の課題を解決へと導いていく。
(画像はプレスリリースより)

株式会社CryptoPie プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000059048.html