『OUVC1号ファンド』において実行
大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社は、2020年10月23日、感染症検査の医療応用を目指すベンチャー企業・アイポア株式会社に対して、2億円の追加投資を実行したと発表した。
この投資は、『OUVC1号ファンド(OUVC1号投資事業有限責任組合)』において実行されたもの。『OUVC1号ファンド』では、2018年11月にもアイポア株式会社に1億5000万円を投資している。
大阪大学の研究成果で社会価値を創出
大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社は、大阪大学が保有する研究成果によって社会価値を創出すべく、2014年12月に設立された。以来、「社会への還元」「世界に通用するスタートアップ」の実現を目指し、同社は投資を推進。また、研究の社会実装結果を大学の研究にフィードバックする、研究開発エコシステムの循環にも貢献している。
同社が今回投資を実行したアイポア株式会社は、大阪大学が中心となって開発した「ナノポアによる1粒子識別技術」を活用しているベンチャー企業。同技術の活感染症検査における医療応用を図ると共に、これまでにない高速・高精度の粒子測定技術の事業化も目指している。
コロナ禍にも対応しうる粒子識別技術
大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社は、アイポア株式会社が持つ粒子識別技術について、今般のコロナ禍にも対応しうるものと評価する。
同技術は、新型コロナウイルスなどの感染症検査において、高速・高精度のウイルス読み取りが可能となる。事業化が実現すれば高い社会的な意義を持つため、今回の出資は決定されたという。
(画像はプレスリリースより)

アイポア株式会社への追加投資を実行しました - 大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社
https://blog.ouvc.co.jp/topics/201023-0