LINE公式アカウントで荷物問い合わせのやりとりも可能に
ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社は27日、今年1月19日に開設した「ヤマト運輸」LINE公式アカウントにおいて、会話AI(人工知能)を用いた荷物問い合わせ機能を新たに追加したと発表した。トーク画面でのやりとりで、荷物の配送状況を確認したり、配達日時の変更を行ったりすることができる。
ヤマト運輸では、クロネコメンバーズのクロネコIDと、コミュニケーションサービス「LINE」を連携させ、公式アカウントのトーク画面で、荷物を受け取る顧客向けに、配達予定日時の事前通知や、不在だった場合の連絡を「LINE」のメッセージで配信するサービスを開始している。このサービスにより、日常的に利用する「LINE」で手軽にチェックして、荷物をスムーズに受け取りやすくなったため、「LINE」ユーザーから好評を得ているという。
しかしこれまで荷物問い合わせの機能については、いったん「LINE」を離れ、ヤマト運輸のWebサイトに移動して、従来通りの方法で番号を入力、問い合わせを行わなくてはならなかったため、「LINE」上で完結できるようにしてほしいとの要望が多数寄せられていた。
料金やサービス内容についてもAIが答えてくれる!
今回の機能追加は、こうしたユーザーの声に応えたもので、ユーザーは「ヤマト運輸」のLINE公式アカウントトーク画面内のサービスメニューから、「荷物問い合わせ」を選択すれば、導入された会話AIとメッセージをやりとりする感覚で、配送状況の確認や、配達日時・受け取り場所の変更を行うことが可能となった。
不在連絡通知などだけでなく、荷物問い合わせを利用したい際も、Webサイトへわざわざ移動する必要がなくなったことから、利便性が大いにアップしている。また、自然な会話の中で配送予定日時や場所の変更提案も受けられるため、より都合の良い受け取り方法へスムーズに変更できる仕様ともなった。
この会話AIは、荷物問い合わせに関するやりとりだけでなく、同社が提供する各種宅急便サービスの料金やその内容の質問に答えることもできるため、「荷物を送りたい」などと話しかけさえすれば、適切なサービスの案内も行ってくれる。
ヤマト運輸では、今後「LINE」および会話AIを活用したサービスをさらに拡充させていく方針としており、誰でも最小限の手続きで、手軽に荷物の送付・受け取りが可能になっていくものと期待される。
(画像はプレスリリースより)

ヤマト運輸株式会社 ニュースリリース
http://www.yamato-hd.co.jp/news/h28/h28_36_01