さまざまなスポーツの試合がよりリアルにVRライブで楽しめる時代へ!
株式会社ピクセラは23日、株式会社IMAGICA TVと共同で7月に行われるサッカーの試合におけるパノラマVRのライブ配信実証実験を行うと発表した。キーパーの目線から見た様子や、左右サイドバックからの様子など、任意の視点から360度に広がるパノラマVRで、より迫力のある映像表現で、試合を観戦できるようになる見込みだ。
ピクセラでは、今回実証実験の対象とするサッカーをはじめ、バスケットボールや卓球など、さまざまなスポーツの試合に関し、これまでにない中継や観戦スタイルを検証する取り組みを進めている。
IMAGICA TVはBS/CS、全国のケーブルテレビ局、IP向けといった放送事業を手がけており、このIMAGICA TVの協力を得て、実際のサッカーの試合におけるパノラマVR ライブ配信を試験的に実施、利用感などを調査することを決めた。
マルチデバイスで、あらゆる角度から、情報とともに楽しむ新観戦スタイルの確立を目指す
このパノラマVR ライブ配信の場合、視聴者は手持ちのスマートフォンやタブレットの画面上で、カメラを切りかえさえすれば、自分の好きな位置・好きな方向からの360度映像で試合を観戦することができる。
実証実験では、IMAGICA TVが実験のプロデュースと撮影を担当。ピクセラがパノラマVRシステムを提供する。実際のサッカーの試合において、あらゆる角度からの視聴を可能にするため、複数台の360度撮影カメラをスタジアム内に設置、LTE通信でパノラマVR配信サーバーに撮影データを送信する。
データは、ピクセラによる専用のプレーヤーアプリ「パノミル」で視聴可能なコンテンツとしてライブ配信され、スマートフォンやタブレットを通じて観戦できるものとなる。
残念ながら、今回の実験における一般公開はなされないが、ピクセラでは今後、さまざまなスポーツの試合で、スコアや選手データとの連動や、試合情報、ユーザー情報に合わせた広告などの画面上におけるコンテンツ表示、さらにスマートフォンなどだけでなく、テレビ用STBやゲーム機といった機器も含めたマルチデバイス対応化などをシステム改良として加え、一般視聴者へと配信する大規模実証実験の実施を実現したいとしている。
さらにこれら実験の結果を検証し、早期に商用サービスとして実用化できるよう、取り組みを加速させるともしており、実現に向けた展開が期待されるところだ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ピクセラ プレスリリース
http://www.pixela.co.jp/company/news/20160623パノラマVR体験アプリ「パノミル」 公式サイト
http://www.pixela.co.jp/products/arvr/panomiru/