モバイルアプリでのサポート開始予定と発表
YouTubeは現地時間の23日、近日中にもモバイルアプリへ動画のライブストリーミング機能を追加搭載し、モバイルでのライブ配信を可能にする予定であることを明らかにした。クリエイター向けブログで発表されている。
YouTubeでは、2011年4月からデスクトップ向けにライブストリーミング機能を提供しており、以来、多くの歴史的瞬間がリアルタイム動画でシェアされてきた。加えて今年の初めには、360度動画のライブ配信にも対応し、よりリアルに体験を共有できる、迫力ある映像をアップすることができるものとなっている。
しかし、モバイル向けのアプリでは、動画の視聴と撮影済み動画のアップロードをサポートするのみで、ライブストリーミング機能を利用することはできなかった。今回、この利用を可能にすることを決めたといい、ユーザーはこれまで以上に時間や場所を問わず、手軽に“手の平から”ライブ動画を配信できるようになる。
配信しながらリアルタイムにチャットもできる!
モバイルアプリでライブストリーミング機能を用いるには、画面右隅に表示される赤いボタンをタップし、サムネイル用の写真画像を撮影または選択して設定すればよい。配信中には、ほぼリアルタイムで、視聴者とのチャットのやりとりを行うことも可能で、寄せられたコメントは画面上にオーバーレイ表示されるようになるとみられる。
このチャット機能を利用するかどうかや、公開範囲なども任意で設定ができる仕組みになるようだ。ライブストリーミング機能でアップした動画については、通常の投稿動画コンテンツと同様、検索やおすすめ動画、プレイリストなどの基本機能にも対応させるとしており、これらを通じて他のユーザーがコンテンツを発見、視聴するというスタイルも実現される見通しとなっている。
現在は、米国のごく限られたYouTubeチャンネルのみ、モバイルでのライブ配信が可能となっているが、これを近日中に一般公開し、広くユーザーが利用できるものとするそうだ。モバイルがサポートされることで、YouTube上でもリアルタイムの動画コミュニケーションが活発化する可能性が出てきた。
(画像はプレスリリースより)

YouTube Creator Blog 発表記事(プレスリリース)
http://youtubecreator.blogspot.jp/2016/06