「LINEマンガ」内に「LINEノベル」を新設
LINE株式会社は11日より、同社の提供する電子コミックサービス「LINEマンガ」において、さまざまなジャンルの連載小説を無料で読むことができる「LINEノベル」を新設、公開を開始した。
「LINEマンガ」は、100社以上の出版社・レーベルから現在までに約10万タイトルの提供を受け、展開されている国内最大級の電子コミックサービス。特別な電子ブックリーダー端末などを必要とせず、気軽に作品を楽しめるスマートフォン向けサービスとして人気を獲得し、アプリの累計ダウンロード数は1,300万件を突破するまでになっている。
新たにスタートした「LINEノベル」では、ユーザーとのさらなる接点拡大を目的とし、小説やドラマの脚本など、新たなカテゴリーの作品を「無料連載」内で配信していくという。「無料連載」は、200タイトル以上の漫画作品を連載形式で無料閲覧できる「LINEマンガ」のサービスとして人気を集めているもののひとつだ。
まずはこの「無料連載」内で、毎週6作品の小説を無償で配信・提供していくという。
新月9ドラマ『好きな人がいること』のノベライズを公開
第1弾の6作品には、11日月曜の夜9時からフジテレビ系で放送がスタートする月9ドラマ『好きな人がいること』の脚本を元にしたノベライズコンテンツも含まれる。毎週放送した内容を、オンエア日の夜から読める仕組みで展開する方針で、毎話ドラマに出演している桐谷美玲や山崎賢人、三浦翔平、野村周平ら豪華キャストのボイス付きで楽しめるそうだ。
LINEでは、ドラマと合わせて読んでいくことで、より作品の世界観を深く楽しめるとしている。作中のイラストはLINEオリジナルマンガ『嘘にも恋がいる』を連載中の河井あぽろ氏が担当している。
12日からは、映画化・マンガ化もされた『奴隷区 僕と23人の奴隷』(双葉社)の作者で、マンガ原作者としても活躍している岡田伸一氏の『サタン・コントローラー・ゲーム』がスタート。このほか、ケータイ小説ブームの火付け役となったChaco氏やべあ姫氏も参加し、人気作家による多彩なジャンルのノベル作品を連載形式で楽しめる。
LINEによると、今後はインディーズのベル作品の展開も予定しているといい、LINEユーザーであれば、誰でも自作小説を投稿・公開できるよう広く作品を募集し、新たな才能へと作品発表の場を提供できるようにしていく予定で準備を進めているそうだ。新たなマンガ・小説プラットフォームとしての成長が期待される。
(画像はプレスリリースより)

LINE株式会社 プレスリリース
http://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2016/1421「LINEマンガ」 Webブラウザ版公式ページ
https://manga.line.me/