「楽天オークション」サービス終了を発表、個人は「ラクマ」・法人は「楽天市場」への移行を推奨
楽天株式会社は4日、同社の展開するフリマアプリ「ラクマ」のPC用Webサイトへ出品機能を追加し、PCブラウザからの商品出品も可能としたことを明らかにした。
楽天の子会社である楽天オークション株式会社は同日、これまで運営してきた「楽天オークション」のサービスを、2016年10月31日をもって終了することを決めたと発表しており、今後は個人ユーザーには「ラクマ」の利用を、法人ユーザーには「楽天市場」の利用を推奨するとしている。
「ラクマ」のPCブラウザにおける出品機能追加搭載は、この「楽天オークション」終了に伴う措置とみられ、「楽天オークション」からの移行ユーザーには、特別キャンペーンも用意している。このキャンペーンは11月1日9:59までの期間限定で実施するもので、キャンペーンページからエントリーの上、「ラクマ」利用開始のログインを行うと、もれなく楽天スーパーポイント300ポイントが付与される。
出品・売買成立時の手数料無料!「ラクマ」のさらなる活性化を目指す
「ラクマ」は、出品手数料無料、売買成立時の手数料も無料で利用できる楽天のフリマアプリサービス。最短1分で出品が完了するなど、思い立ったその場で、すぐ手軽に出品・購入が行える。商品の登録順にタイムライン表示される仕組みとなっていることから、新しい商品への注目度が高く、スピーディーで活発な売買取引が促されるといった特徴をもつ。
出品者が売上金を使って、そのまま「ラクマ」で買い物を楽しめるほか、商品発送時にコンパクトな商品であれば、全国一律のリーズナブルな料金で送れる「ラクマ定額パック」の選択が可能といった特色もある。
2014年11月にリリースされて以来、順調にユーザー数を伸ばし、昨年7月にはWebサイトへの商品購入機能も追加、PCの大画面で商品をよく確認し、納得して購入できる環境も整えた。今回、PCブラウザ出品機能が追加されたことで、商品の出品から閲覧・購入まで、アプリとPC用Webサイトで基本的には同じ機能を利用できるものとなった。ただし、PCからの出品登録の場合、配送方法で「手渡し」を選択することはできないといった制限はある。
楽天では、好みやシーンに応じ、ユーザーが使いやすいと感じるデバイスで、気軽にアクセス、利用できる環境を広く提供することで、さらなる「ラクマ」の利用者拡大を目指す方針だ。
なお「楽天オークション」終了に関するスケジュールとしては、新規出品者および新規ショップの登録は、すでに8月4日15:30で停止されており、今後9月1日に新規出品、9月15日に新規取引と商品検索が停止され、入札・落札ができなくなる。取引の完了期限は10月15日、取引代金の最終出金日が10月31日とされており、これをもってサービスの終了となる。
ちなみに、2017年3月10日の10:00までは取引履歴の閲覧は可能な状態を維持するとされている。詳細は発表資料などで確認を。
(画像はプレスリリースより)

楽天株式会社 プレスリリース
http://corp.rakuten.co.jp/news/update/2016/0804_03楽天オークション株式会社 サービス終了のお知らせ
http://auction.rakuten.co.jp/guide/info/info160804「ラクマ」キャンペーン案内
http://rakuma.rakuten.co.jp/info/campaign/20160804/