写真関連機能を大幅強化へ!画像解析にアルバム作成、タグ分類など
米Microsoftは現地時間の22日、クラウドストレージサービス「OneDrive」において、ユーザーがアップロードし保存している写真画像コンテンツに関連した複数の新機能を発表、追加搭載するとした。順次、全てのユーザーが利用できるようになるという。
まず、自動アルバム作成機能が追加され、「OneDrive」に写真画像をアップロードすると、画像解析テクノロジーにより、自動でアルバムが作成され、すっきりと仕分けされるようになった。多くの画像を撮影・保存していても、整理が面倒、なかなかあらためて見返す機会が少ないといった人は少なくないとみられるが、今回の自動アルバム作成、自動仕分け機能によって、写真との付き合い方も変化するかもしれない。
自動アルバム機能では、特定の場所で、限られた短期間に撮影された写真のなかから、高品質と判断されたものを抽出し、自動でアルバム化していく仕組みになっている。仕分け作業は自動でスタートし、完了すると、作業完了の通知が届く。
手間無くすっきりと保存されるようになり、PCはもちろん、タブレット、スマートフォンとマルチデバイスから簡単に任意の画像を発見できるほか、手軽に写真を家族や友人などと共有することもできるようになる。
Webアプリ版では、特定のある日を指定し、過去の同じ日付に撮影した写真を表示させる「On this day」機能というユニークな機能も追加されている。写真は時系列表示で示される仕様となっており、誕生日や記念日などを振り返ることができる。
“ポケモン”への対応も開始
検索機能の強化も実施され、ユーザーはあらゆるページから簡単に任意の写真画像を検索できるようになった。画像解析で自動的にタグ付けされた写真画像を、タグや場所名、絵文字などで検索できる。
フォルダー機能もフィードバックを受けた改善を施し、操作性を向上させている。写真画像が保存されたフォルダーには、ヒーローイメージ写真が表示され、その他の写真は大きなサムネイルで示されるようになった。これまで以上に簡単に、直感的な操作で検索や共有が行えるとされている。
アプリの機能強化として、Windows 10のフォトアプリをアップデート、Windows 10にマイクロソフトアカウントでサインインすると、同じアカウントで「OneDrive」に保存している写真が表示されるようにもなった。ローカル保存しているコンテンツも、「OneDrive」にアップすれば、マルチデバイスで閲覧可能となる。
そして、「Pokémon Go」のヒットを受け、同アプリのスクリーンショットを自動認識し、コレクションした“ポケモン”のスクリーンショット写真を簡単に探せるようにした「Poké detector」機能も追加搭載している。画像解析で150のポケモンについて自動での仕分けが行え、分類された写真はポケモンの名称による検索が行えるようになっている。
(画像はプレスリリースより)

Microsoft Office Blogs 発表記事(プレスリリース)
https://blogs.office.com/2016/07/22/