完全自律型の自動走行車を開発へ
スウェーデンの自動車大手Volvo Carsは現地時間の18日、配車共有サービスを展開する米Uberと完全な自律走行を可能とする次世代自動運転車の開発で提携することを発表した。両社はこのプロジェクトに、あわせて3億ドルを投じるとしている。
このプロジェクトが開発を目指すのは、ドライバー不要の完全な自動運転までを可能とする最新テクノロジーを搭載した新たなベース車両だ。もととなる車両はVolvo Carsが生産し、Uberはそれを購入、両社で共通のベース車両として開発し、完成した車両・技術は、それぞれが自社の自動運転車に関する戦略の次のステップにおいて活用していくという。
Volvoの「SPA」プラットフォームをベースにUberの自動運転システムを組み合わせて開発
Volvo Carsが生産、提供するベース車両は、現在Volvo Carsから発売され、高い評価を得ている「XC90 SUV」や「S90」プレミアムセダン、「V90」プレミアムエステートにおいて採用されている、最も先進的な同社のモジュールプラットフォーム「Scalable Product Architecture(SPA)」を利用して作られる。
これにUberが自社開発した自動運転システムが搭載される予定で、両社のエンジニアが緊密なコラボレーションを行って開発を進めていくという。
「SPA」は、Volvo Carsが2010年に開発へ着手し、1兆円を超える投資を行って生み出した次世代プラットフォームで、将来の自動運転、自動走行技術に対応するものとなるよう、設計されている。次世代の電気自動車や多彩なコネクティビティ開発にも対応可能なプラットフォームとなっており、この将来の変化へ対応できる柔軟性、大きな可能性を秘めた将来性に、Uberも着目したことから、提携が実現した。
Volvo Carsでは、自動車産業領域の新たなリーディングテクノロジー企業のひとつであるUberをパートナーにすることができたことを誇りに思うとし、この提携が今後のテクノロジー革命における中心となるだろうとしている。
またUber側では、トップクラスの安全性を確保する車両開発のリーダーであるVolvo Carsと同社が協働することで、現在発生している自動車事故を自動運転技術によって回避し、安全で利便性の高い未来の自動車を世界が手にする日が着実に近づいたとの見解を示し、今後その実現に向けた進化はより加速されるだろうとした。
(画像はプレスリリースより)

Volvo Cars プレスリリース
https://www.media.volvocars.com/pressreleases/194795/