チャットしながらリアルタイムに動画を送れる!「Instant Video」
米Facebookは現地時間の1日、メッセージングアプリ「Facebook Messenger」の新機能として、「Instant Video」を追加すると発表した。Android版、iOS版アプリをアップデートすることで利用可能となる。
「Instant Video」は、相手とテキストチャットを交わしながら、その画面上にリアルタイムの動画を表示させられる機能。チャット画面の右上に配置されているビデオカメラアイコンのボタンをタップすると、動画共有を開始できる。
動画は、画面右上に現れたウィンドウのフロート表示でなされる仕組みで、ビデオ通話として送られてくる相手の顔や周囲の状況を見ながら、テキストチャットを続けていくことも可能となっている。動画の音声は、デフォルトではオフになっており、共有をスタートさせたのち、画面をタップすると音声をオンにできる。
よりライトなシーンで日常的に使える機能に
「Facebook Messenger」では、すでにビデオ通話機能をサポートしており、日本国内でも昨年5月から提供されているが、こちらは「Instant Video」とは異なり、画面全体にやりとりする相手の映像が表示され、音声もオンでスタートする、一般的なスタイルの“ビデオ通話”だった。
こうしたビデオ通話が、誕生日を祝うなど特別なオケージョン向きで用いられているのに対し、「Instant Video」は、より日常のシーンでライトに使える短いやりとりに向いた機能として設計されている。
Facebookでは、買い物で迷った際にどちらの靴が似合うと思うか、友人にアドバイスを求めたり、アイスクリームショップでどのフレーバーを買って帰ればいいか家族に聞いたりといった利用例を挙げている。
そしてこの「Instant Video」の誕生は、ビデオ動画が当たり前のものとしてやりとりされるようになった時代を反映しているものだと説明し、よりシームレスに、即座に、理想的なコミュニケーションをとれるものとして、いつでもリアルタイムで動画を活用、楽しむことができる環境を提供していきたいとした。
(画像はプレスリリースより)

Facebook プレスリリース
http://newsroom.fb.com/news/2016/09/