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2024年04月26日(金)
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楽天が「フリル」のFablic社を子会社化、「ラクマ」強化へ

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楽天が「フリル」のFablic社を子会社化、「ラクマ」強化へ

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日本初フリマアプリ「フリル」のFablicが楽天完全子会社に
楽天株式会社は5日、スマートフォンでの個人間売買取引を可能にするフリマアプリ「フリル」を展開する株式会社Fablicについて、同社の発行済み全株式を取得し買収、完全子会社化したことを明らかにした。株式取得額など詳細は非公表となっている。

「フリル」は、2012年7月に日本初のフリマアプリとして誕生したもの。ファッションや美容用品ジャンルに注力したサービス展開が特徴で、順調にユーザー数を伸ばしながら成長、アプリダウンロード数は累計500万を突破するまでになった。主に10代後半から20代の女性を中心に高い支持を集めている。

近年、個人間売買市場の中心は、急速に普及したスマートフォンでの、より手軽な取引ができるサービスへとシフトし、かつてのオークション(入札)スタイルよりも、決まった価格でスピーディに売買が成立するフリーマーケットスタイルが人気となってきた。

楽天でも2014年11月に、スマートフォンでの利用を中心としたフリマアプリとして「ラクマ」をリリースし、サービスを提供してきた。先月には「楽天オークション」を10月末で終了させ、「ラクマ」のPC利用機能などを強化することで、サービスを一本化、流通総額の伸びが大きい「ラクマ」事業に注力していく方針を発表している。

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「ラクマ」と「フリル」で相互送客、ポイント対応なども推進予定
楽天によると、「フリル」がファッションや美容用品に強く、10代後半から20代女性のユーザーを獲得しているのに対し、「ラクマ」は各ジャンルで均等に幅広いユーザー層を獲得しているという。

今年7月末時点での両サービスにおける月間流通総額を合計すると、数十億円規模になるといい、今後は相互送客などで補完し合いながら、それぞれの顧客基盤と強みを生かして連携、より効率的なサービスの強化・拡大を目指していくとしている。

具体的には、「フリル」においても「ラクマ」と同様、楽天会員IDによるログインが可能となったり、「楽天スーパーポイント」のポイントキャンペーンを実施したりといった取り組みが進み、楽天グループのサービスとして「フリル」がより便利に使えるようになるとされている。

楽天は今後、Eコマースにおける個人間売買事業のさらなる拡大を目指し、グループが有するマーケティングに関する知見および「楽天経済圏」の膨大な顧客基盤と、Fablicがフリマアプリの市場先駆者として培ってきた高い企画・開発力をかけ合わせ、ユーザーの利便性向上とビジネス成長を実現させていくとした。


外部リンク

楽天株式会社 プレスリリース
http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2016/0905

「フリル」 公式サイト
https://fril.jp/

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