サイトに数行のコードを埋め込むだけでOK!グローバル決済を実現
オンライン決済サービスとして急成長を遂げている「Stripe」が4日、日本国内での決済サービスを正式に開始すると発表した。昨年5月から招待制のベータ版サービスが提供されていたが、今回の正式リリースにより誰もが「Stripe」の全機能を活用することができるようになった。日本のビジネスが瞬時にグローバル展開できるよう、サポートするとしている。
「Stripe」はTwitterやFacebook、Kickstarter、Lyftなどのインターネットビジネスを基盤としたソフトウェア型のオンライン決済プラットフォーム。130以上の通貨に対応し、世界のあらゆる場所から商品やサービスにアクセス、決済を行えるようにすることができる。
サービスを利用するにあたり利用登録が必要だが、登録料や初期費用、月額料金は一切かからない。オンライン決済取引ごとに一律3.6%の手数料を負担すれば、「Stripe」の全機能を自由に使える。導入作業もごくシンプルで、サイトに数行のJavaScriptコードを埋め込みさえすればよい。
自社商品やサービスの販売を海外顧客に対しても行うグローバルビジネスを開始しようとする場合、各国の通貨に対応することが難題となるほか、クレジットカードの不正使用被害が大きな懸念材料となる。「Stripe」では、そうした不正取引から事業者・顧客の双方を保護すべく、最新テクノロジーや機械学習を駆使し、先進的な不正検知システムとセキュリティ機能を搭載。便利で安全な取引環境を実現し、提供している。
三井住友カードとの戦略的パートナーシップも締結
「Stripe」の機能には、消費者同士での売買がなされるマーケットプレイスを運営する企業や、クラウドファンディングキャンペーンのプラットフォーム提供を行う事業者向けの「Connect」や、決済用Webサイトに遷移することなく、モバイルアプリの購入ボタンで直接決済を完了させられる「Relay」機能、決済ステータスや収益チェックなど、各種管理を総括して行える「ダッシュボード」機能などがある。
振込周期も国内最速レベルを実現しているといい、スタートアップ企業にも使いやすい、安定した低コストの決済サービスとなっている。日本ユーザーのサポートを行う現地チームも立ち上げられており、原宿に拠点を設立。日本語でのサポートを提供する。
また、三井住友カード株式会社と戦略的パートナーシップを締結しており、この提携をもとに日本での協業を推進、「Stripe」ならではの最先端決済プラットフォーム導入を広くPRし、加速的に展開させていく方針を示した。

ストライプジャパン株式会社によるプレスリリース(ValuePress!)
https://www.value-press.com/pressrelease/171019「Stripe」 公式ブログ発表記事
https://stripe.com/blog/stripe-in-japan