電子書籍の気になる部分だけを購入できる新配信サイトが誕生
株式会社パピレスは、電子書籍の実用書を分割して販売する専用サイト「犬耳書店」をオープンさせた。15日より利用可能となっている。ユーザーは、電子書籍を1冊丸ごと購入するだけでなく、気になる部分、読みたい部分だけを選んで購入することができる。
「犬耳書店」は、ビジネスや教養、暮らし、雑学、エンタメ、恋愛といった大人に役立つ実用書に特化した電子書籍配信サイト。最大の特徴は、1冊の本という単位に縛られることなく、読みたい部分だけを購入することができる点にある。パピレスによると、こうした実用書専門の電子書籍分割配信を展開するのは、「犬耳書店」が日本で唯一のものになるという。
オープン時点で、取り扱いコンテンツ数は約80,000点で、いずれも出版社を経由し、プロの編集によるチェックが入った書籍コンテンツとなっているため、信頼性の高い価値ある情報を得ることができる。
“犬耳”書店というユニークな名称は、本を読んでいて気になった部分や、あとでじっくり読み直したい部分などが出てきたとき、しおり代わりにページの隅を少し折っておくことを、英語で「dog-ear」と言うところから、これを日本語にして名付け、読みたい部分だけ買えるという特徴をアピールしているそうだ。
冒頭無料!スマホさえあれば専用端末もダウンロードも不要で楽しめる!
「犬耳書店」では、全取り扱いコンテンツを、ビジネスや暮らしといった人気6ジャンルに分け、独自のキーワードを設定。関心のあるワードを入力すれば、それに対応するコンテンツを含む電子書籍を検索結果として提示する仕組みになっており、本の内容で探す横断検索が行える。
ジャンルごとに毎週更新のおすすめ本紹介を行っていくほか、「職場の人間関係」や「貯蓄術」、「快眠法」など、ニーズの高いテーマについては特集を組み、情報提供を行っていくとしている。どのコンテンツも、冒頭は無料で読めるお試しが可能となっているので、中身が求めるものと符合しているか確認してから購入できる。
「あなたにおすすめ」機能では、ユーザーの閲覧履歴に応じてレコメンドを行い、「人気ランキング」や「ジャンル・ピックアップ」のおすすめとあわせて、ユーザー個々に役立つ情報コンテンツの紹介を行っていく。
利用はスマートフォンさえあれば可能で、閲覧に専用端末やソフトのダウンロードなどは一切必要ない。もちろんPCやタブレットでも楽しめる。表示はオンラインコンテンツとして読みやすい横書きスタイルで、ページの移動もスムーズ。今、どの本のどこを読んでいるのか、その著者は誰かなどが直感的に分かる使いやすいデザインを採用しており、読みやすさ・使いやすさを追求している。
一度購入した電子書籍コンテンツはクラウドに保管されるため、対応デバイスであれば、機種変更などを行っても引き続き利用することができる。サービス開始時点での対応デバイスは、Windows/Mac OS搭載のPC、Windows 8/8.1/10/RT搭載タブレットPC、iPad、iPhone、iPodTouch、au・docomo・SoftBankの各種Androidスマートフォンおよびタブレット、Sony Tablet、Galaxy、ARROWS、MEDIAS、NEXUS7などのタブレット、Kindle Fire、Kindle Fire HD、光iフレーム、PS3、PS4。
ちなみに「犬耳書店」は、「パピレスプラス」を全面リニューアルしたものとしてリリースされているため、「パピレスプラス」のユーザーは、無料の会員登録なども不要で利用を開始できる。また「パピレスプラス」で購入したコンテンツも「犬耳書店」で読むことができるものとなっている。
パピレスでは、今後もより多くのユーザーに活用してもらえるよう、サービスの充実化を図っていくとした。
(画像はプレスリリースより)

株式会社パピレス ニュースリリース
http://www.papy.co.jp/「犬耳書店」
http://inumimi.papy.co.jp/