Conyacのエニドアが「ConyacDATA」の提供を開始
バイリンガルに特化したクラウドソーシングサービス「Conyac」を展開する株式会社エニドアは25日、人工知能(AI)向けの多言語機械学習データを作成する新サービス「ConyacDATA」の提供を開始すると発表した。
近年、人工知能を活用したサービス開発が盛んに行われ、その導入も進んできているが、機械学習用のデータがないと、導入には多額のコストと時間がかかってしまう。そこでエニドアでは、クラウドソーシングを活用し、大量のデータを短期間で作成するサービスを提供することで、自社ビジネスへ迅速に人工知能を導入し、業務の効率化やビジネス拡張を目指す企業を支援することとした。
「Conyac」は、エニドアが2009年に開始したクラウドソーシングサービス。8万人超のバイリンガルが登録しており、この世界中にいる登録プロフェッショナルに、Web上から24時間、いつでも手軽に日本語で仕事を発注することができる。これまでに数多くの海外進出支援、翻訳といった仕事が同プラットフォーム上でマッチングされている。
初期費用は無料、作成データと分野に応じた無駄のない課金
新たにリリースされた「ConyacDATA」サービスは、AI向けの機械学習用データを作成するもの。機械翻訳やチャットボットの生成を進め、品質向上を目的に用いる機械学習用データを、顧客のニーズに合わせて作り出す。
データは対訳コーパスだけでなく、会話データや音声データも幅広く取り扱うとしており、顧客対応チャットボット用の多言語データや、機械翻訳用多言語コーパスの作成依頼を受け付ける。サービスを利用する上で、初期費用などは一切不要。作成されたデータ量と分野に応じて料金が発生する仕組みとなっており、無駄なく高品質なデータを得ることができる。

株式会社エニドアによるプレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000006711.html株式会社エニドア ホームページ
http://any-door.com/