1秒動画SNS「ポラロイド・スイング」が国内サービスを開始
米Polaroid Swingは15日、新感覚の画像共有モバイルアプリ「ポラロイド・スイング(Polaroid Swing)」の日本国内向け提供を開始したことを発表した。対応OSはiOS 9.0以降で、App Storeより無償で入手することができる。Android版も近日中に公開予定だ。
「ポラロイド・スイング」は、ワンタップで1秒間の“動く写真”を作成することができるアプリ。写真画像に触れてスワイプしたり、スマートフォン端末をスイングさせるように傾けたりすれば、切り取られた1秒を再生することができる。PCからも閲覧でき、その場合は写真画像の上でマウスポインターを動かせばよい。
スチール写真の構成力と、リアルな動いている世界の生命感を併せもってコンパクトに封じ込めた新感覚の画像(動画)コンテンツを手軽に作成・共有できる点がポイントで、作成した画像は「ポラロイド・スイング」のプラットフォーム上でフォロワーと共有したり、FacebookやTwitterで公開したりすることができる。リンクも取得できる仕様となっていることから、これを用いて電子メールなどによる共有も行えるという。
これまではパブリックベータ版としての先行版サービスが7月より米国で展開されていたが、ユーザーから大いに好評を得たため、今回正式版リリースとなり、日本にも上陸した。リリースに先駆けて今月、Appleは新iPhoneのデモンストレーションを行うため、日本を含む世界中の実店舗で「ポラロイド・スイング」を利用、米国向けのApp StoreホームページやiMessage App Storeのメインページでフィーチャーするアプリにも選んでいる。
人生の特別な1秒、何気ない1秒をとらえよう!動くプロフィール画像の作成も
公開された正式版では、最新のカメラ技術に改良型のフレームブレンディングアルゴリズムを搭載したことで、米国先行版のものよりも、さらに高品質でスムーズな「インタラクティブフォト」を作成できるようになっている。
また、テキストと絵文字により、投稿されたコンテンツへ「レスする」(コメントを付ける)ことも可能となっている。アプリ上で他のユーザーを検索したり、FacebookやTwitterのアカウントを接続して友人を探したりすることができ、新しい視覚メディアとして、すぐに親しい人とつながりあうことができる。
FacebookやTwitter、マジックリンクでのサインアップにも対応し、個々にパスワードを覚えておかなければならない煩雑さをカットするものともしている。
端末を自分のまわりで回転させ、3Dのセルフィーを撮影したり、ライブフィルターを選択してなめらかなポラロイド写真を撮影したりと、さまざまな使い方が可能だ。
Polaroid Swingは、「ポラロイド(Polaroid)」のPLR IP Holdings, LLCとパートナー契約を結んでおり、ポラロイドの築いてきた象徴的遺産と最新イノベーションの融合によって「ポラロイド・スイング」が誕生したと説明している。
Polaroid Swingは、技術系の起業家であり過去にマッキンゼーでコンサルタントとして働いていたトミー・スタッドレン氏と、メディアやスポーツ関連の起業家であるフレデリック・ブラックフォード氏によって立ち上げられたベンチャーで、世界トップクラスのエンジニアリング・設計エキスパートらが参画している。
米Twitterの共同設立者であるビズ・ストーン氏が会長に就任しているほか、著名な投資家グループと数多く提携していることでも注目されており、ビズ・ストーン氏は「ポラロイド・スイング」について、
Twitterの140文字が言葉についての考え方を変えたのと同様に、画像についての考え方を変える可能性を持ちます。人々は世界を1秒間ずつ切り取って見始めるでしょう(プレスリリースより引用)
とコメントしている。
(画像はプレスリリースより)

Polaroid Swingによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000023205.html「Polaroid Swing」
https://www.polaroidswing.com/jp