「WebARENA VPSクラウド」に手軽な低価格プランなどを追加
株式会社NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は12日、同社のVPSサービス「WebARENA VPSクラウド」において、国内最安値となる月額360円から利用できるプランなど2種を追加、より手軽に幅広く活用できるものとしたことを明らかにした。
「WebARENA VPSクラウド」は、クラウドサービスのように1つのコントロールパネルから複数のインスタンスを管理することができる点を特徴とする、サーバー仮想化技術を用いたVPS(Virtual Private Server)サービス。低価格のシェア型サーバーをルート権限で操作し、専用サーバーのように使用することができる。契約プランで作成できるインスタンス数内であれば、2種類の組み替えが自在に行えるなど、柔軟性の高さも特色となっている。
大容量バックボーンによるアクセスの快適性と、堅牢なデータセンター設置で確保される高い信頼性・安定性が評価され、主に個人Webエンジニアやアプリケーションエンジニア、複数のサーバーを事業で利用するWebサイト製作会社やWebアプリ開発会社などに愛用されている。
これまでサーバーのインスタンスタイプとして、SSDタイプにメモリ2GB/ディスク50GBの月額1,440円プラン、メモリ4GB/ディスク100GBの月額2,880円プラン、メモリ6GB/ディスク100GBの月額3,600円プランを提供してきたが、ここへ国内最安値価格帯のメモリ512MB/ディスク20GBとなる月額360円プランと、メモリ1GB/ディスク30GBの月額720円プランを、今回新たに追加した。
初期料金はいずれも無料で、月額360円プランの場合、CPUは仮想1コア、月額720円プランでは仮想2コアとなる。
Docker活用APIサービスの拡充も予定
NTTPCでは、今回の新プランについて、リソースを最適化し、各機能のチューニングやサポート内容の見直しを行うことで、これまでにない低価格を実現したと説明、個人ユーザーもより手軽に利用できるようになったほか、事業利用ユーザーにとっても各サーバーの利用状況やシステム要件にあわせ、より無駄なく柔軟に、最適なサービスを選択して活用可能になったとしている。
また今後の展開として、Dockerコンテナ技術を活かした自動サーバー構築APIサービスを提供していくと発表、同サービスのベータ版を2月にもリリースするとした。このAPIサービスを導入すれば、サーバーの構築からアプリのデプロイまでを、プライベートリポジトリーを介し、自動化・高速化することができるようになる。
(画像はプレスリリースより)

株式会社NTTPCコミュニケーションズ プレスリリース
http://www.nttpc.co.jp/press/2017/01/201701121500.html「WebARENA VPSクラウド」
http://web.arena.ne.jp/vps-cloud/