「弥生シリーズ」が新社長を無償支援
業務ソフト「弥生シリーズ」を展開する弥生株式会社は23日、株式会社を新規に設立する際、必要となる書類の作成サポートと、会社設立後の手続きを案内するWebサービスパック「弥生のかんたん会社設立」をリリースすると発表した。利用料も無料の嬉しいサービスとなっている。
国内における新設法人設立件数は、2005年の新会社法設立以降、リーマンショックの影響による減少時期もあったが、現在は増加傾向にあり、さまざまなベンチャーが誕生してきているという。しかし会社設立に伴う手続きは、定款の作成や登記など、複雑で初心者には難しいものが多く、志はあるが経験はないといった新規起業家にとって大きなハードルとなったり、労力を費やさねばならなかったりするところとなっている。
「弥生のかんたん会社設立」は、そうした課題を解消しようとする無償サービスで、画面案内に従い、表示される項目へ入力を行っていきさえすれば、株式会社設立のための必要書類が自動作成されるというものだ。書類完成後の提出先や提出時に必要なその他準備物についてもあわせて案内されるため、ごくスムーズに起業を実行できるという。
「弥生会計 オンライン」を初年度最大14カ月無料にするキャンペーンも実施
「弥生のかんたん会社設立」で作成できる書類は、定款、法人設立届出書、株式会社設立登記申請書、発起人の決定書など。まず弥生のWebサイトから「弥生ID」を取得し、ログインするとサービス利用を開始できる。
案内に従って必要事項を埋めていくと定款が作成され、会社登記までのサポートがなされる。「チャットサポート」も提供されており、操作途中に生じた疑問点はチャットで相談し、解決を図ることができる。
サービスはすべて無償提供されているが、登記費用として発生する登録免許税や定款印紙代などは、ユーザーが別途負担する必要がある。弥生では、起業の準備・手続きに始まり、起業直後の経理・業務管理まで、スモールビジネスの起業に役立つ情報をまとめた「弥生の起業家応援プロジェクト」サイトを運営しており、こちらもあわせて活用してほしいと案内した。
また、2014年1月以降に設立(登記)を行った法人ユーザーを対象に、「起業家応援キャンペーン」として、「弥生会計 オンライン」を初年度最大14カ月無償提供するキャンペーンも実施するなど、積極的な新規起業家支援を進めている。
同社は今後も「事業コンシェルジュ」として、価値あるサービスの提供に取り組んでいきたいとしており、新規事業の立ち上げとその後のスムーズな運営を幅広くサポートしていく方針を示した。
(画像はプレスリリースより)

弥生株式会社 プレスリリース
https://www.yayoi-kk.co.jp/「弥生のかんたん会社設立」
https://www.yayoi-kk.co.jp/services/setsuritsu/「弥生の起業家応援プロジェクト」
https://www.yayoi-kk.co.jp/kigyouka-ouen/index.html「起業家応援キャンペーン」 特設ページ
https://www.yayoi-kk.co.jp/cp/kigyouka-ouen/index.html