デザインを一新、より使いやすく
Sansan株式会社は3日、同社の提供する名刺アプリ「Eight」について、メジャーアップデートを実施し、最新版となるVersion 8.0の提供を開始したことを明らかにした。よりシンプルで使いやすい“コンテンツファースト”なデザインに刷新されたほか、機能面でもリニューアルが図られている。
名刺アプリ「Eight」は、iOS 8.0以降、Android 4.0.3以上に対応するビジネスアプリ。CSVダウンロードなど一部機能は「Eightプレミアム」として有償提供されているが、基本機能は無料で利用することができる。紙媒体の名刺をスキャンして読み取る高度な技術と運営元の人力による手入力チェックを組み合わせ、より速く、手軽で正確なデータ登録を実現している点が特徴で、ビジネスパーソンから高く評価されている。
昨年12月には、人と企業のつながりを可視化する「企業ページ」もリリースするなど、名刺データを活かした新しい取り組みも多様なかたちで進めており、スマートにコミュニケーションを深めやすい環境作りに努めている。
今回のアップデートにおけるデザイン変更では、従来のブルーを基調カラーとした画面スタイルから、よりすっきりとしたグレースケールベースの画面表示となった。11種類のグレースケールと、ブルーおよびレッドの差し色を組み合わせたカラースキームで展開しており、老若男女、誰もが使いやすい、統一感のあるUIに仕上がったとしている。
共通の話題を見つけやすい!スムーズなコミュニケーションをより強力にサポート
「Eight」アプリを構成する4つの主要機能についても最新情報が公開されている。2015年7月に登場した「フィード」機能は、アプリのユーザー体験を大いに変革するものとなり、日々活発なコンテンツ投稿が促されて、1日あたりのアプリ起動ユーザー数をこの1年で約2倍とするまでになったという。
日常のビジネス情報交換が行える、この「フィード」には、所属企業の商品リリース、イベント告知、採用情報、自社に関するニュース記事の伝達といった投稿が多くなされているそうだ。
「フィード」機能によって、名刺交換をした人の近況に触れる機会が増えたことなどから、気軽に連絡をとりあえる「メッセージ」の利用も活性化され、1年間にその送信数は約3倍となったとされている。
「Eight」アプリのユーザーは確実に増加を続け、150万人に広がるものとなったほか、すでに知り合いである可能性の高い人を紹介、リコメンドする精度の大幅向上が図られたことも影響し、ユーザーネットワークが拡大、1人あたりの平均つながり数も1年で約2倍になったことが報告された。
名刺には記載しきれないキャリアサマリや顔写真をはじめとした情報を載せ、自らを表現できる「プロフィール」機能には、今回のバージョンアップで「学歴」項目が追加されている。Sansanではこれにより、初対面でも共通の話題がさらに見つけやすくなり、スムーズにコミュニケーションをとれるようになったとした。
なお同社では今後について、「企業」の情報発信にも着目してサービスを拡充、ビジネスネットワークの価値を高めていきたいとし、広報担当者が「企業ページ」を活かして自社情報を積極的に発信できる機能を搭載することなども予定していると明かした。
(画像はプレスリリースより)

Sansan株式会社 ニュースリリース(プレスリリース)
https://jp.corp-sansan.com/news/2017/170203_7747.html「Eight」 公式サイト
https://8card.net/