軽さ、つながりやすさがうれしい「Messenger Lite」
米Facebookは現地時間の27日、Facebook Messengerの軽量版アプリである「Messenger Lite」のアップデートを実施、あわせて提供地域を拡大させて、日本を含む世界150カ国以上で利用可能なものとした。対応OSはAndroid 2.3以上だ。
「Messenger Lite」は、主に新興国向けの軽量版メッセージングサービスとして昨年10月にローンチされたもの。通常版のFacebook Messengerにおける主要機能はそのまま利用できるが、アプリはよりコンパクトな10MB以下の容量でインストール可能で、通信速度が低速・不安定な環境や、最新のモバイルデバイスを持たないユーザーであっても、快適にコミュニケーションをとることができる。
さまざまなSNSアプリサービスが高機能化し、多彩な楽しみ方が可能となる一方で、その分やりとりするデータ量は日に日に増大、肥大化し重くなる傾向が続いていることから、こうした軽量版アプリの提供は、新興国以外でもありがたいものとなるだろう。
従来の「Messenger Lite」に比べると高機能化の進化も
「Messenger Lite」では、通常のFacebook Messengerと同様、テキストメッセージのやりとりを行ったり、写真画像やリンクの送受信、スタンプを受け取ったりすることができる。
相手側の利用が通常のFacebook Messengerでも、「Messenger Lite」でも、コミュニケーションをとる上で支障は生じない。互いがそれぞれの環境下で、簡単・迅速にメッセージや画像コンテンツなどを送ることが可能だ。ただし音声・ビデオ通話の機能や、位置情報の共有機能などはサポートされていない。
今回のアップデートにより、「Messenger Lite」でも絵文字やスタンプを相手に送ったり、グループのメンバーを閲覧、削除したりといった管理も行えるようになっている。オンライン中を示す緑の丸印表示にも対応した。
なお「Messenger Lite」のロゴは、通常版のFacebook Messengerと同じ稲妻ロゴを採用しているが、青と白のカラー配色が反転しており、稲妻マークが青、背景の吹き出し部分が白の表示になっている。
(画像はプレスリリースより)

Facebook Newsroom プレスリリース
https://ja.newsroom.fb.com/2017/04/messenger-lite/Google Play : 「Messenger Lite」
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