フィルム現像オプションサービスに「スマホ転送サービス」を追加
カメラのキタムラで知られる株式会社キタムラは23日、ネガフィルムの現像サービスにおけるオプションとして、写真画像をデータ化しスマートフォンへと転送する「スマホ転送サービス」を追加、同日よりサービスの受付を開始したことを発表した。全国800店舗の「カメラのキタムラ」店頭で申し込める。
カメラのキタムラでは、“使い捨てカメラ”として一時広く普及、近年ブーム再燃の兆しもあるレンズ付きフィルムやカメラで撮影したフィルムの現像を行っており、現像したネガフィルムをプリントするだけでなく、データ化して提供する「ネガからCD」サービスも受け付けている。
「ネガからCD」は、過去の現像済みネガフィルム写真を整理し、劣化を防いでCDに保存、PCで閲覧可能なものとするサービスで、昔の思い出が詰まった写真を救出、管理するのに便利なサービスだが、近年はタブレット端末やCDドライブを搭載しないPCの利用者も増加していることから、今回転送サービスを追加した。
また近年、若年層の間でフィルム写真のレトロ感を好んだり、どんな写真に仕上がるか現像するまで分からないドキドキ感を楽しんだりする傾向が現れてきている一方、彼らの場合、撮影した写真をスマートフォンのSNSで共有したい意向も強いため、そうしたニーズにも応えるものとして「スマホ転送サービス」を提供するという。
スマホでの閲覧・共有がスムーズに!
「スマホ転送サービス」では、CD・DVDでの画像データ受け渡しに加え、フィルムから現像した写真をまとめて手持ちのスマートフォンから直接ダウンロードできるデータとして提供する。
サービスを店頭で申し込むと、現像後にダウンロード先のURLを通知するメッセージがスマートフォンに送られてくるため、アクセスしたのち、指示に従ってサーバから画像をダウンロードすればよい。専用サーバにおける保存期間は1週間で、この期限内に端末へ保存する必要がある。
フィルムのほか、メモリーカードや写真からのデータ化も可能で、いずれもデータを書き込んだCDを作成してからの受け付け・データ転送となる。料金はフィルム1本あたり800円で、別途フィルム現像料金として600円が必要。撮った写真をひと目でチェックできるインデックスも付く。
直接スマートフォン端末へとデータをダウンロードできるため、PCからオンラインストレージに保存・同期・共有したり、自分のスマートフォンへと画像をメール送信したりする手間がなく、スムーズにスマートフォン上で写真を閲覧したり、InstagramやFacebookなど各種SNSへの投稿・共有を行ったりすることが可能になる。
とくに記念としてかたちに残したい写真などは、スマートフォン上からプリントを依頼することもできる。キタムラでは、写真づくりを楽しむ「photo+」を通じ、より多くの幅広い顧客に、プリントサービスを含めて多様なスタイルに親しんでもらえるよう、引き続きサービスの充実化を図っていくとした。
(画像はプレスリリースより)

株式会社キタムラ ニュースリリース(プレスリリース)
http://www.kitamura.co.jp/news/2017/20170523_01.html「スマホ転送サービス」
http://www.kitamura-print.com/「ネガからCD」
http://www.kitamura-print.com/cd_writing/negaphoto_cd/