助けが必要な人と支援者をつなぎ行動をサポート!
アンドハンドは15日、手助けを必要としている身体・精神障がいのある人と、支援できる人をつなぎ、チャットボットで行動のサポートを行っていく「&HAND」について、サービスの事業化・実用化を見据えた取り組みを、大日本印刷株式会社、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)、LINE株式会社といった協力企業と連携し、本格的に開始することを発表した。第1段階のステップとして、年内にも実証実験を開始するという。
「&HAND」は、2017年のLINEによる「LINE BOT AWARDS」でグランプリを受賞したほか、2016年にはGoogle主催のプロジェクト「Android Experiments OBJECT」で「スマート・マタニティマーク」を展開、グランプリを獲得したサービス。『やさしさからやさしさが生まれる社会』の実現をビジョンに掲げ、有志メンバーが開発などの活動にあたっている。
身体的・精神的な不安やハンディキャップを抱え、緊急時に助けを必要としている人は、駅構内や街頭、公共施設内など、身近な生活のシーンにおいても少なくない。そうした人々の行動を助ける仕組みは、標識などさまざまに設けられてきているが、その意味を知らなかったり、適切な行動のとり方が分からなかったりする人も多いのが実状だ。「&HAND」はこうした問題の解決を図り、手助けが必要な人の行動をサポートする。
誰にとってもやさしい社会、安全・快適に行動できる環境づくりを!
手助けを必要とする人は、LINE Beaconに対応する自分に合ったデバイスを携帯、困難を生じ、サポートしてほしい状況になったときに、BeaconをONにすると、「&HAND」のアカウントを友だち登録し、サポーターとなっている周囲のユーザーにその旨を知らせるメッセージがLINEで配信される。
メッセージを受けとったサポーターは、チャットボットを通じ、手助けを必要としている人の状況と対応方法を知ることができ、自分にできる具体的な行動をスムーズにとることが可能となる。
デバイスには妊婦向けの「スマート・マタニティマーク」や、視覚障がい者向けの「白杖ビーコン」、聴覚障がい者向けのクリップ型デバイス「スマート耳マーク」、症状や対処方法のシールを貼りつけて使える「スマート・ヘルプマーク」などがあるほか、訪日外国人向けのリストバンド型デバイス「OMOTENASHI ボタン」も生み出されており、旅行中の緊急トラブルヘルプ、観光サポートに活用することも検討されている。
誰もがヘルプの声をあげやすく、対応可能な人がスマートに手を貸せる社会、安心・安全に気持ちよく暮らし、行動することができる社会の実現に向け、今後の展開・利活用が期待される。
(画像はアンドハンドホームページより)

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