定期的に脆弱性診断やウイルス駆除を実施、安全をサポート
GMOクラウド株式会社は15日、同社の運営する各種クラウド・ホスティングサービスを利用するユーザー向けのサービスとして、SaaSポータルサイト「SaaStart byGMO」からWebサイトの定期的な脆弱性診断やマルウェア診断・駆除、セキュリティサポートなどを提供する「SiteLock おまかせ定期診断」の提供を開始すると発表した。
GMOクラウドでは、Webサイトの定期的な脆弱性診断とマルウェアの検出・駆除を実行する、米国SiteLock社の「SiteLock」を2016年9月から国内向けに、また今年4月からはWeb脆弱性診断ツールを活用した、同社のワンショット型「Webセキュリティ診断」をサービスとして「SaaStart」で提供、展開させてきた。
一方でIaaSシリーズや専用サーバー、VPS、共用サーバーなど法人向けクラウド・ホスティングサービスの利用事業者からは、サイトの状況を常時監視し、定期的にセキュリティ診断を実施、報告するワンストップ体制の構築や、深刻なセキュリティ上の問題が発生した際の緊急対応体制をより充実化させたいといった要望が数多く寄せられるようになったことから、今回この「SiteLock おまかせ定期診断」をリリースすることを決めたという。
全4プラン、月2万円から利用可能
「SiteLock おまかせ定期診断」を利用すれば、導入時の現況ヒアリングから事前準備、対象Webサイトの常時監視、定期的に実施する脆弱性診断、マルウェア診断および駆除まで、すべてをGMOクラウドに代行してもらえる。導入企業の個別ニーズや運用ポリシーに従って監視・診断を行うものとなっているため、企業内に高度なセキュリティ知識を有し、特別な作業の実施を担う人材が不足していても、セキュリティ環境を向上できる。
なおマルウェア検出時の対応は、「即時駆除」と、即時報告の上「確認後に駆除」のいずれかを事前に選択しておくことができる。
サイトの安全性を分かりやすく、定期的にチェックする上で大いに役立つ診断報告書も月次で提供してもらえ、深刻な脆弱性やマルウェアなどの検出時には、速報レポートとして緊急に存在する問題点を電話や電子メールで通知・報告してもらえるサービスもある。営業時間外も含め、365日24時間体制でサポートしてもらえるため、迅速にセキュリティ上の脅威を把握でき、事前対策を強化できる。
サイト運用について、いつでも相談できる専用窓口も365日24時間利用可能と、頼りになる仕組みが整った。窓口における相談では、ネットワークやサーバーなどの観点から生じたセキュリティ上の悩み、対策方法などにも応じるという。ただし、上記のうち、電話による速報レポートと365日24時間のサポートサービスは、上位2プランの「ゴールド」プラン、「プラチナ」プランに限っての提供となる。
診断頻度や診断対象URL数、報告レポートの形式などにより、4つのプランが設けられ、診断対象のURL数を600までとする「ブロンズ」プランは月額2万円、1,000までの「シルバー」プランは月額3万円、2,000までに拡張される「ゴールド」プランで月額4万円、10,000までとなる最上位の「プラチナ」プランが月額5万円になっている。なお、ほかに初期費用として、各プラン2万円が必要となる。
(画像は「SiteLock おまかせ定期診断」案内ページより)

GMOクラウド株式会社 プレスリリース
https://ir.gmocloud.com/news/press/「SiteLock おまかせ定期診断」
https://www.saastart.jp/service/websecurity-managed/