落雷被害が集中する8月!新機能で対策を
ヤフー株式会社は7日、同社の提供する天気情報アプリ「Yahoo!天気」において、落雷の可能性やその激しさ、直前に発生した雷をすぐにマップ上でチェックできる新機能「雷レーダー」をリリースしたことを発表した。レジャーやスポーツなどのシーンにおける活用が期待される。
「Yahoo!天気」アプリは、iOS向け/Android向けがそれぞれApp Store、Google Playで提供されている、多機能な総合天気予報アプリ。現在地や自宅・職場など気になる地点のピンポイント天気予報や気象状況をチェックできる基本情報に加え、最大6時間先の雨雲の動きが分かる「雨雲レーダー」や、雨雲が接近したタイミングで通知を受け取れる「プッシュ通知機能」、花粉情報、防災情報などの配信、「地点検索機能」の提供などを行っている。
今回追加された「雷レーダー」により、ユーザーは地図上で最大1時間先までをカバーする落雷の可能性や、雷の激しさについて「可能性あり」、「可能性 高」、「やや激しい」、「激しい」の4段階による、黄色からオレンジ、赤、紫と進む濃度色分けでチェックできるようになった。予測は10分刻みだ。
気象被害を未然に防ぐ!快適で便利なアプリへさらに進化
「雷レーダー」は、「Yahoo!天気」アプリの最新版でサポートされ、「雨雲レーダー」の「雷モード」として追加されている。
雷の発生予測のほか、直前10分間に発生した雷の推移も、最大1時間前まで遡って確認できる仕様となっており、落雷の危険が迫る場所を把握するといった用途で使うことができる。
ヤフーが気象庁のデータから発表したところによると、2005年から2011年の7年間に気象官署から報告のあった落雷害の件数は932件で、そのうち約3割の282件が8月と、この時期に集中しているという。ゴルフ場や砂浜などのひらけた場所や、山頂や尾根といった高所では人に落雷する可能性も高くなり、8月はこれらの場所へレジャーに出かける頻度も高いシーズンであることから、とくに注意が必要と考えられる。
ヤフーでは、リリースした「雷レーダー」を活用し、落雷の危険が迫っている場合には、外出を控えたり、安全な場所へ避難したりするなど早めに対策をとり、事故や被害を未然に防いでほしいとした。
(画像はプレスリリースより)

ヤフー株式会社 プレスリリース
https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2017/08/07a/