「ルンバ」がWi-Fi対応・IoTデバイスに!新モデルも発表
アイロボットジャパン合同会社は3日、最新モデルのロボット掃除機「ルンバ 890」と「ルンバ 690」を発表、8月24日より全国の百貨店や家電量販店、アイロボット公式ストアで販売を開始するとした。最大の特徴は専用のスマートフォンアプリ「iRobot HOME」に対応したものとなっている。
またこの新モデル発売で、ハイエンドの「ルンバ 980」や「ルンバ 960」といった900シリーズだけでなく、800シリーズや600シリーズなど、一部限定モデルを除く全モデルでWi-Fi対応を完了、「ルンバ」がスマートホーム実現を見据えたIoT対応デバイスになったとしている。
「ルンバ 890」は、ハイエンドの900シリーズ同様、AeroForceクリーニングシステムを搭載し、600・700シリーズとの比較で最大5倍の吸引力を発揮するタイプ。髪の毛などもからみにくい仕様のAeroForceエクストラクターや、シンプル構造のダスト容器を備え、溜まったゴミの処理やメンテナンスも簡単に行えるものとなっている。公式オンラインストア価格は69,800円だ。
これに対し「ルンバ 690」はよりベーシックでリーズナブルなモデル。3段階クリーニングシステムによる清掃力、清掃が終了すると自動でホームベースに戻る自動充電機能など、基本機能をもれなく備えたロボット掃除機の利便性を感じやすいエントリータイプになる。こちらの公式オンラインストア価格は49,880円という。
いずれも約3時間の重電で最大60分の稼働が可能、本体は「ルンバ 890」がピューターカラーの353mm×92mm、約3.8キロで、「ルンバ 690」がライトシルバーの340mm×92mm、約3.6キロとなっている。
アプリで外出先からでも「ルンバ」を操作可能!
対応する専用アプリの「iRobot HOME」アプリを使えば、手持ちのスマートフォンやタブレットから、いつでもどこでも「ルンバ」を操作、清掃を開始させるといったことが可能だ。ただし、アプリで操作する際には「ルンバ」本体がIEEE 802.11b/g/n(2.4GHz帯)のWi-Fiネットワークに接続している必要がある。
「iRobot HOME」アプリはAndroid向け、iOS向けの両方が用意され、それぞれGoogle Play、App Storeから入手できる。シンプルなUIで清掃の開始や稼働停止といった「ルンバ」のリモート操作が行えるほか、細かなスケジュール設定が可能で、清掃開始時間のタイマー予約を行ったり、清掃完了など清掃状況のプッシュ通知を受け取ったりできるようになる。
清掃履歴の確認も可能だ。メンテナンスが必要なタイミングも教えてもらえるから、快適かつスムーズに、「ルンバ」をより長く愛用できるだろう。
アイロボット社のCEOで共同創設者のコリン・アングル氏は、今回のアプリによるスマートフォン連携実現について、「スマートホームテクノロジーの利点を誰もが体験できるようにするための重要なステップ」だとコメントを寄せた。
(画像はプレスリリースより)

アイロボットジャパン合同会社 プレスリリース
http://www.irobot-jp.com/press/pdf/20170803.pdf