テスト公開から米国での本格提供開始へ
Facebookは米国時間の8月31日、オリジナルの動画配信サービスとなる「Watch」を米国内でリリースした。8月9日には新プラットフォームとして導入することが発表され、米国の一部ユーザーにテスト提供されていたが、順次提供範囲を拡充、31日に追加発表された内容によると、数日中に米国内ユーザーならば誰もが利用可能になるとされた。将来的には米国外へも展開させていく方針であることも示されている。
Facebook上では、すでにさまざまな動画コンテンツによるコミュニケーションが広がってきている。ニュースフィードからたまたま発見した動画で、意外な新しいつながりが生まれていくこともしばしばだ。一方で、より身近になった動画の、さらに充実した楽しみを実現する観点から、視聴専用の場所に対するニーズも高まっている。
「Watch」は、こうしたニーズに応える新たなプラットフォームで、Facebookが打ち出す動画への取り組み強化方針に沿うものであり、モバイルとデスクトップ、TV向けFacebook動画アプリで利用できる新機能になる。
独自番組を配信、コミュニケーションをとりながら楽しめる!
「Watch」は、全クリエイターおよび版元に開かれたプラットフォームとなるとされ、新たな視聴者層やファンを獲得、コミュニティを醸成できるものとなり、配信者としての収益機会も得られるとされているが、基本的にはまずFacebookのパートナーが制作したオリジナルの動画コンテンツが配信されるようになる。
視聴ユーザーには、パーソナライズされた機能として提供され、友だちや参加コミュニティが視聴しているコンテンツデータに基づき、おすすめのライブ番組や録画番組が提案される。
配信動画は、「Most Talked About(最も話題の番組)」、「What's Making People Laugh(人々を笑わせている番組)」、「What Friends Are Watching(友だちが見ている番組)」といったカテゴリ別に提示される仕組みで、「Watchlist」機能も用意されており、気になるコンテンツはこれを利用することで見逃しを防げる。
(画像はプレスリリースより)

Facebook プレスリリース(8月9日・8月31日追記)
https://newsroom.fb.com/