「弥生 18 シリーズ」が10月20日に一斉発売
業務ソフトウェアとしておなじみの「弥生シリーズ」を提供する弥生株式会社は12日、デスクトップアプリ最新バージョン「弥生 18 シリーズ」を発表、「弥生会計 18」、「弥生給与 18」、「弥生販売 18」、「やよいの青色申告 18」、「やよいの給与計算 18」、「やよいの見積・納品・請求書 18」、「やよいの顧客管理 18」の各製品を10月20日に一斉発売するとした。
「弥生シリーズ」は、1987年に「青色申告会計 弥生」がリリースされ、ITの進化とともに成長、今年で30周年を迎える。デスクトップ版からスタートした同シリーズだが、市場環境の変化に伴い、2012年からはクラウドアプリ「弥生オンライン」もラインアップ、近年ではデスクトップアプリ、クラウドアプリの双方で、事業者内外のステークホルダーをクラウド・APIで連携、AIを活用した業務処理を推進するなど、先端技術を活かした効率化・自動化を実現する「業務 3.0」を打ち出している。
今回発表された「弥生 18 シリーズ」も、こうした「業務 3.0」の実現方針に沿い、データの自動取込や仕訳機能の強化、クラウド連携の対応などをさらに進めたものとなっている。
自動化とクラウド連携でスモールビジネスを強力バックアップ!
最新バージョンの「弥生会計 18」と「やよいの青色申告 18」では、「スマート取引取込」機能が強化される。「スマート取引取込」は、金融機関などの明細データやレシート・領収書といった紙証憑の画像データを自動で取り込み、AIで自動的に仕訳、反映させるもの。
新シリーズの対象2製品では、金融機関との公式連携であるAPI連携に順次対応を開始するほか、レシート・領収書取込機能の「スキャンデータ取込機能」をさらに見やすく、使いやすい仕様へと改善する。これら機能強化は、年内にも実施される予定だ。
また、自社でのデータ保存や会計事務所とのデータのやりとりを安全に行えるようサポートするクラウドストレージ「弥生ドライブ」の共有機能にも改善が施された。なおこちらの利用は、「弥生シリーズ」における「あんしん保守サポート」の加入が必須となる。
「弥生給与 18」では、クラウドアプリ「やよいの給与明細 オンライン」との連携が新たにサポートされた。これにより毎月の給与計算は「やよいの給与明細 オンライン」で自社内実行し、年末調整などの複雑な業務のみ会計事務所側へ委託、「弥生給与」で処理してもらうといったことが、安全かつ容易に行えるようになる。クラウド領域の強化として、今回シリーズより「やよいの給与明細 オンライン」の店頭販売も開始するという。
そのほか、顧客ニーズに応えた利便性向上の機能改善も多数施されている。例として、「弥生会計 18」では、旅費交通費を車両費に、雑費および未確定勘定を適切な科目へ変更したいといった、すでに登録された複数の仕訳に含まれる勘定科目や摘要などを、一括で置換・編集できる「仕訳一括置換」機能を搭載した。大量の仕訳データを取り扱う場合などで、大きく効率がアップする。
「弥生販売 18」には、商品ごとの在庫予定数推移がスムーズに確認できる「予定在庫管理」機能が追加された。受発注ごとに納入期日、数量、予定在庫数、過不足数が表示されるようになり、在庫の適切な管理をサポート、欠品の発生などを防止する。
最新法令にも確実に対応し、平成29年分所得税確定申告、平成29年分年末調整をサポートする製品群ともなった。弥生では30周年を新たなスタートと位置づけ、販促活動を展開、引き続きスモールビジネスに寄り添った製品・サービスを提供し、円滑な業務遂行とビジネスの成功を支援していくとしている。
(画像はプレスリリースより)

弥生株式会社 プレスリリース
https://www.yayoi-kk.co.jp/news/20171012.html