ほぼ日、スマホをかざして世界が分かる地球儀ボールを発売へ

株式会社ほぼ日は24日、スマートフォンやタブレット端末をかざすと、世界中の情報や楽しいコンテンツを見ることができ、常にそばに置いて大人も子どもも楽しめる、軽くてやわらかいボール状の地球儀「ほぼ日のアースボール」を12月1日に発売すると発表した。価格は5,940円（税込）で、ほぼ日の公式ストアである「ほぼ日ストア」やTOBICHI、ロフト、東急ハンズ、博品館、Amazonなどで取り扱われる。

「ほぼ日のアースボール」は、凸版印刷やNHKエンタープライズ、小学館の図鑑NEO、平凡社地図出版、Koozyt、amanaの協力のもと、制作された直径約27センチ、重量80グラムのボール状地球儀。使わないときは空気を抜いてコンパクトにしまえるなど、一見ソフトな玩具ボールのようだが、そのプリント地図は精密かつ正確で、最新の人工衛星データを反映した標高差による色分けを行い、国名、国境線、首都および主要都市を記したものとなっている。

有名な建築物や世界遺産、その地に特徴的な動物など、オリジナルのアイコンも加え、1：47,650,000の縮尺で地球を表現した。その本格的な地球儀と比べても遜色のない仕上がりは、凸版印刷の技術に支えられているという。

さらにAR技術を用い、iOS 9以上、Android 4.4以上の対応OS端末で専用アプリをダウンロードすると、端末をかざした場所の地域にちなんだ動画や写真、テキストなどを見ることができるものとした。アプリは無料で、App Store、Google Playから入手できる。

アプリをインストールした端末画面には、かざした場所のアイコンが地球儀上に浮かび上がって表示され、タッチすると任意の関連コンテンツを楽しめる。発売時点で提供されるコンテンツは7種類だ。

amanaの提供する「世界の国々」では、各地の事典的な基本情報をチェックできる。人口や面積、主な言語など、ちょっとその国について知りたいときなど、見やすいビジュアルで確認することができるだろう。「世界のアイコンを見てみよう」では、各地の建築物や遺跡、動物、乗り物などが浮かび上がり、タップしてその写真やテキストを見ることができる。

NHKエンタープライズの提供により「せかいをはっけん！NHKの映像セレクション」として、NHKの人気番組『シリーズ世界遺産100』、『世界ふれあい街歩き』、『はろ～！あにまる』、『岩合光昭の世界ネコ歩き』の4番組から特別編集した合計32本の動画も楽しめる。

小学館の図鑑NEOからは「新版『恐竜』」のコンテンツが提供され、最新の研究成果に基づいて復元された恐竜たちの姿をアースボール上に見ることができる。50種の恐竜が美しいイラストで画面に出現、かつての地球を想いながら学べるものとなった。

また「昼の地球と夜の地球」では、宇宙から見た太陽光の当たる昼の地球の姿と、都市の光が幻想的な夜の姿など、多様な地球の姿を見られる。どこか分からない国や都市について知りたいとき、“ゆるく”教えてくれる「おしえてゾウさん」も楽しい。「ぼくの地球、わたしの地球」というテーマで、ユーザーが端末に保存した写真をアースボールに投影できる仕組みもある。

ほぼ日によると、11月15日～19日まで、同社が六本木ヒルズで開催した「生活のたのしみ展」で先行販売を行ったところ、大いに好評となり、用意した1,900個を完売したという。

なおアプリを通じて提供されるコンテンツや情報は、今後さらに拡充予定とされ、ゲーム的に楽しめる要素なども追加していくと案内されている。

（画像はプレスリリースより）




株式会社ほぼ日　プレスリリース
http://v4.eir-parts.net/

「ほぼ日のアースボール」
https://earthball.1101.com/