骨の折れる新規顧客開拓
新規顧客開拓ほどスキルが問われるものはない、と多くの人は感じている。変化を好まない日本人の間であれば特にそうだ。その新規顧客開拓の方法として、最近ではメールも利用されている。利用され始めて久しく経つだろう。では、メールで顧客開拓を行うとき、注意するべき3つのRをご紹介しよう。
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RIGHT TIME
いつメールを送るか。これは大事な要素の1つだ。月曜日に送ってしまうと、まず見てもらえないだろう。何故ならすでに処理しなければならないメールで埋もれているからだ。
金曜日も無理だろう。週末が近づき、仕事に追われている中で、仕事に直接関係のないメールを見ている時間はない。どちらもまとめてゴミ箱へ運ばれるのがお決まりである。従って、週中火~木がお勧めと言える。
RIGHT WAY
どのように送るか。もちろん、必ず成功する方法などないのだが、注意できる点はいくつかある。
まず、最初のメールは特に注意を払う必要があり、大量の顧客へ同時送信などは避けたほうがいいだろう。スパムに引っかかってしまうのも意味がない。
メールのタイトルは大げさすぎず、つまらなすぎず、ちょっと興味をひく程度に。文章は長すぎず、硬すぎず、それでいて新鮮な印象が感じられるように。見るからに「広告」と言うようでは、誰も続きを見ようとしない。すぐにレスポンスが得られるのが理想だが、顧客の記憶に留められればまずは成功と見ていいだろう。
RIGHT PERSON
責任権を持つ相手に送る。これは言うまでもない。では、誰宛と記すのか。これも大事である。これまで取引がない相手だと、どうしても「○○担当者様」など、不特定の相手への送信となってしまう。しかし、一番理想的なのは、担当者個人名を調べてメールを作成することである。そうすると、相手も真剣にメールを処理し、レスポンス率も上がることになる。
ただ、どうしても分からず、会社の問い合わせメールなどを利用せざるを得ない場合でも、肩書きなどはできるだけ具体的に書くとよいだろう。メールを処理する段階で、スパム扱いされなければ、希望の担当者へ届くはずだからである。その時に読んでもらえるかどうかは、メールのタイトルと本文にかかっている。
インターネットでビジネスを行うとなると、メールでの顧客開拓は大きな課題となる。小規模事業の場合は特にそう言えるかもしれない。今一度3つのRを振り返ってもらいたい。

3つのRで顧客開拓(中国語)
http://www.cnxz.cn/news/201004/16/187756.html