日本法人社長の退任と社長職の廃止
asiaone businessのニュースサイトによると、アメリカの巨大インターネット企業であるGoogleは、日本法人の社長ポストを廃止し、グローバルオペレーションをより緊密に統合することを広報担当者を通して4月13日に発表した。
「現在のGoogleジャパンの社長である辻野晃一郎氏は間もなく退任し、そのポジションはこれを最後に廃止する」と同社の広報担当者が述べたとのことであるが、担当者の名前は明らかにされていない。
Yahoo 対 Google
この発表はGoogleが世界第二位の経済大国で、Yahoo Japanに後れを取っている状態からの巻き返しを図ることが狙いである。二大最大手企業の差は次第に狭まりつつある。
アナリストは以下のように述べている。
「Googleは検閲とサイバー攻撃を理由に中国での検索エンジン閉鎖を決定した後、アジアにおけるビジネス拡大努力を続けている。」
Googleの日本部門は例外的に現地法人の社長職を置いてきたが、これを機にカリフォルニアの本社からの経営を行うことになる。
同社の広報担当者は以下のコメントも発表している。
日本ではまだあまり我々の強みが共有され、理解されているとはいえない。よって、日本には未だかなりの成長の余地があるといえる。
Google Japanをグローバルオペレーションに統合し、我々のグローバルリソースを100%利用することで、我々は更に存在感を高めることを望んでいる。
アジアでの巻き返しなるか
Googleは3月22日に中国本土のユーザーからの接続を検閲のかかっていない香港のサイトへリダイレクトすると発表し、中国の共産党政権の検閲支配に従わないという宣言を実行に移している。

Google to scrap president post of Japanese unit
ttp://business.asiaone.com/Business/News/Story/A1Story20100413-210098.htmlGoogle
http://www.google.co.jp/