企業と大学で食糧難の研究に取り組む
2021年6月7日、ネクストミーツ株式会社(以下 ネクストミーツ)は、長岡技術科学大学(以下 長岡技術大)と共同研究を行うことで合意し研究契約を結んだと発表した。
ネクストミーツは、植物を利用した食用代替え肉を日本のみならず、台湾、シンガポール、ベトナムなどのアジア圏を中心に世界中に販売展開する会社として知られているが、バイオテクノロジーを活用し、より開発の幅を広げようというものである。
なお、この研究は、将来懸念される人口増加による食糧難を見据え、打開策と考えられ有効な対応策の一つとして有望視されている。
遺伝子発現を利用するメリット
今まで遺伝子操作した大豆などの植物は存在したが、健康への影響を懸念する声が多く、普及に滞りがみられた。
一方今回は、遺伝子操作するのではなく、遺伝子の発現スイッチを変化させるという方法で、代替え肉の原料として適した植物を開発しようというのが目的である。
この技術は、エピジェネティクスと呼ばれ、長岡技術大で研究されているが、DNAに手を加えないことから人や動物に対しても、不安が無く、安心した食材開発が可能になると期待されている。
(画像はプレスリリースより)

ネクストミーツ株式会社
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