内視鏡画像が海外でも鮮明に映せる
2021年7月14日、株式会社AIメディカルサービス(以下 AIメディカル)が実施した、5GとAIを活用した実証実験の様子が、新聞に掲載されたと発表した。
AIメディカルは、内視鏡AIを研究開発している会社であるが、胃がんを鑑定し判別するAIの市場展開を予定しており、5G回線を利用し遠方での確認が可能になることで、利用シーンが広がる。
対象は国内のみならず、海外との接続も視野に入れており、全世界の医師との意見交換やがんの早期発見が期待される。
なお、この実証実験は、内閣府が採択した、戦略イノベーション創造プログラム(SIP)により実施された。
5G回線とAIの活用でより有用に
今までの内視鏡検査は、患者を目の前にして検査し、モニターに映し出された映像をその場で見て、病変の有無を確認する方法が一般的であった。
遠方への映像送信も可能ではあったが、画質の悪さや表示スピードの遅さ、など病変の判断が非常に難しいため、遠方での利用確認は、ほとんど行われなかった。
今回は、内視鏡映像を5G回線を利用し、遠方に送ることが可能になっただけでなく、送られた映像をもとに、AIが病変判定を可能とするものであり、意思不足に悩む地方医師の支援に役立てる狙いがある。
(画像はプレスリリースより)

株式会社AIメディカルサービス
https://www.ai-ms.com/20210714/525/