ウェルテックと名付けられたラボ
2021年9月9日、神奈川県川崎市、国立大学法人東京工業大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所が共同で、福祉製品開発支援施設を8月31日より開設したと発表した。
この施設は、ウェルテックと名付けられ、福祉製品やサービスの定量評価を行うことができる「疑似環境ラボ」を備えており、テストラボを持たない中小企業に活用してもらおうという狙いがある。
なお、ウェルテックは、Kawasaki Welfare Technology Labの略称である。
ウェルテックで行えること
製品等の評価ラボという位置づけであるが、高齢者や障碍者が日常使用する製品のリスク分析、安全性の検証、および不備な点があった場合の製品へのフィードバックとアドバイスを行い、製品の開発支援をサポートする。
逆に、日常生活の中で起こりうる想定リスクを、高齢者や障碍者の行動映像から抽出し、次期開発品への企画提案を行うことも可能。
車いすや介助用品の使いやすさ検証、事故につながる要因の予測を行うことで、より安全な製品開発につなげてもらおうというのが、ウェルテック開設の目的であり、企業側も利用価値があると考えられる。
(画像はプレスリリースより)

神奈川県川崎市
https://www.city.kawasaki.jp/280/page/0000130219.html