バイオ技術応用で二酸化炭素を削減
2021年10月28日、三菱重工業株式会社は、米国三菱重工業(Mitsubishi Heavy Industries America, Inc. 以下 MHIA)を通じて、センビタファクトリー社(Cemvita Factory Inc.以下 センビタ)に出資したと発表した。
センビタは、バイオ合成技術を応用し、化学品などの重工業分野で脱炭素に貢献している企業である。
今回、MHIAの二酸化炭素を回収、転換利用、貯蔵する技術を融合し、より脱炭素に貢献し、二酸化炭素削減を加速させようという狙いがある。
気候変動抑制関連条約を推進可能に
2021年には、気候変動枠組条約締約国会議、通称COP26が開催されたが、目標を達成できない状況であることが明白になっただけでなく、二酸化炭素排出量の多い国が出席しないことも疑問視され、一部の活動家から非難を浴びる状況になっている。
自動車のEV化や、太陽光や風力に代表されるクリーンエネルギー発電なども、各国で推進されているが差が生じている状況である。
今回の二酸化炭素削減技術に、バイオを活用することで、気候変動抑制関連条約を推進することが可能になると期待される。
(画像はプレスリリースより)

三菱重工業株式会社
https://www.mhi.com/jp/news/21102802.html