騒音や振動が少ない特徴を有す
2021年12月16日、大成建設株式会社、三信建設工業株式会社、大成ロテック株式会社、成和リニューアルワークス株式会社の4社は共同で、新しいボトムフィード方式工法の開発に成功した。
この液状化対策工法は、TS-improverと呼ばれ、高周波振動機を採用したことにより、騒音や振動が少ないという利点がある。
また、大口径杭の設置が可能になったことにより地中に埋める杭の本数削減が可能に。
先端フィンやウォータージェットなどの装備による、施工性の向上も可能となりコストの削減につながる。
地震による液状化現象の影響を極力抑えるための工事であるが、今後は、工事に伴う影響も考慮する必要がある。
従来工法は振動や騒音が問題となりやすい
従来工法には、サンドコンパクションパイル工法と静的締固め砂杭工法、バイブロフローテーション工法があるが、いずれも振動や騒音が発生しやすいという難点があった。
周辺環境への影響も懸念されることから、振動や騒音を低減させる方法の開発が望まれていた。
なお、液状化対策ということで、主に住宅造成や工場建物を建てるエリアで行われることから、周辺住民などからの苦情も考慮したものとなる。
(画像はプレスリリースより)

大成建設株式会社
https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2021/211216_8607.html