AI技術を応用し点検を効率化
2022年6月10日、株式会社日立製作所は、「設備点検AIプラットフォーム」(以下 プラットフォーム)の開発を発表した。
このプラットフォームは、年々労働人口減少による人不足が問題化する中で、インフラをはじめとする設備点検をAIによって解消しようというものである。
なお、同時にベンチャー企業や大学、研究機関などが連携しながら技術やノウハウを共有していくことが出来るという特徴を有しており、データ収集やアップデートが容易になる利点も存在する。
人手による点検のデメリット
従来、橋梁や鉄塔などのインフラ構造物の点検は、主に人の手や目、耳で直接確認し、五感を使うことで異常の有無を判断していた。
しかし、このやり方では人手が多く掛かるだけでなく、点検者自身の安全性確保観点からも多くの疑問が提起されることになるだけでなく、このような危険な仕事に人が集まらないといったデメリットも多かった。
人の代わりにドローンやロボットを用い遠隔操作することで、人が危険な作業をすることが無くなるだけでなく、効率的に進められるメリットの方が大きいと考えられる。
(画像はプレスリリースより)

株式会社日立製作所
https://www.hitachi.co.jp/