ヒューマンチェックだけでは不十分
2022年9月16日、株式会社バカン(以下 バカン)は、スクールバス置き去り防止支援サービス「VACAN PatoKids(β版)」(以下 PatoKids)の開発を発表した。
先日、こども園で起きた熱中症による死亡事故から分かるように、人によるヒューマンチェックだけでは未確認や確認不足が発生する可能性が高い。
これらを防ぐために、PatoKidsでは、エンジン停止後バス後部に配置したQRコードを読むまでアラームが消えない、アラーム停止後も人の有無を自動で監視し、人を発見した場合は知らせることにより、取り残しを防止することが可能。
様々なヒューマンエラーが重なる可能性
先日の事故では、複数の職員が違和感を持ったにもかかわらず、バス車内の最終確認、出席のチェック、出席の誤認識、給食の余りを勘違いとし、他の人が確認しただろうという思い込みが最悪の事態を招いた。
昨年にも同様の事故があったが、コロナ禍による人手不足や業務増加に伴い、確認が疎かになる要因が存在し、結果的に教訓として生かされなかった。
また、児童側にも自衛手段として、クラクションを鳴らすなど取り残しを知らせる行動の教育も同時に進めており、PatoKidsと合わせて利用することで、今後は悲惨な事故が無くなることが望まれる。
(画像はプレスリリースより)
株式会社バカン
https://corp.vacan.com/news/patokids_vacan.html