Web3時代の音楽世界を
Web開発ベンチャーの株式会社ゐきかた(以下、ゐきかた)は1月27日、NFTコミュニティの「Big Hat Monkeys」と連携し、新たな時代の音楽の可能性を模索すべく、株式会社NTTドコモ(以下、NTTドコモ)と実証実験を開始したことを発表した。
2023年3月初旬には、音楽NFTプラットフォーム「Sound Desert」のベータ版を展開する予定としている。最新技術を活かしたクリエイターファーストな仕組みや、音楽とNFTをかけ合わせた新たな提供価値の検証を進めていく方針で、「Web3×音楽」の可能性を開拓していく。
「Sound Desert」は、NTTドコモグループが実施する新事業創出コンテスト「ZERO ONE DRIVE」を通じて生み出されたもので、NTTドコモが運営する新規事業創出プログラムの「39works」において事業検証が続けられてきた。
このプラットフォームサービスでは、多様な音楽アーティストの支援を行い、コラボレーションを促すことで、現在の国内NFT市場で中心となっているイラストを主としたNFTアートに音楽を組み合わせ、NFTアートの価値や世界観を高めていくことを目指す。
加えてユーザーにNFTの新たな楽しみ方、活用方法を提示し、市場の活性化にもつなげていきたいとする。
「MetaMask」を利用、実験には三木道三(DOZAN11)らが参加
「Sound Desert」ベータ版では、音楽アーティストやイラストレーターのプロデュース、NFT楽曲の制作支援やマーケティング支援、アーティスト間のマッチングなどを進め、NFTを用いた音楽作品の展開をアーティストとともに模索していく。
サービスユーザーには、楽曲NFTの販売、再生・コレクション環境、NFTに付随した価値(ユーティリティ)を提供、新しい世界観を体験してもらう。
利用料金は、対応する音楽NFTを個別に購入する必要はあるものの、それ以外は基本無料。推奨OSがWindows 10、Mac OS X 10.11以降、推奨ブラウザはGoogle Chrome及びBraveの最新版となる。
対応ウォレットは「MetaMask」で、決済はメタマスク接続によるETH決済を採用する。
実証実験の実施にあたり、ゐきかたは、サービスの運営、プラットフォームの開発、Web3関連技術の提供を担う。また「Big Hat Monkeys」は、企画・宣伝・マーケティング支援や、アーティストのプロデュース、制作支援にあたる。
NTTドコモはサービスの企画、運営支援、検証実験全体にかかる方針策定、サービスアーキテクチャの設計を担当するという。
実証実験のパートナーには、三木道三(DOZAN11)、Neo Tokyo Punks、Akira Sunset、Big Hat Monkeyらが参画を表明、全30人を超える音楽アーティストやイラストレーターが協力する。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ゐきかたによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000080824.html