線虫利用のがん検査が可能に
2022年11月24日、株式会社HIROTSUバイオサイエンス(以下 HIROTSU)が開発した、線虫がん検査「N-NOSE」が、神奈川県藤沢市のふるさと納税返礼品に採用されることとなり、ふるなびからの手続きが可能となった。
なお「N-NOSE」は、人の尿に含まれるがん成分を線虫が嗅ぎ分けることを利用したもので、早期発見につながる手法として有効な検査方法である。
すでに30万人の利用実績があり、有効性についても証明されているが、手軽にがん検診を可能とした点で一次スクリーニング検査として画期的である。
特定がんの検査も今後可能に
現在、N-NOSEでは、胃がん、大腸がん、肺がんなど、がんという括りで検査検出する方法となっているが、11月17日には、すい臓がんのみをターゲットにした「N-NOSE plus すい臓」を実用化した。
すい臓がんは、自覚症状がほとんど無く、症状が出た時点で手の施しようが無くなるケースの多いがんであり、5年後生存率も他のがんと比較して極めて低い。
早期発見が望ましいが、レントゲンなどの健康診断では見つけにくい厄介ながんである。
これらのジレンマを解消してくれる検査方法として「線虫がん検査」が注目される。
(画像はプレスリリースより)

株式会社HIROTSUバイオサイエンス
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