二酸化炭素量、プラスチック使用量共に減少
2022年12月5日、エア・ウォーター株式会社と甲子化学工業株式会社は共同で、LPガスボンベのガス充てん口に使用されるキャップシールについて、従来のプラスチック製から卵殻を配合したものへ順次切り替えると発表した。
これにより二酸化炭素排出量は36%減、プラスチック使用量も50%減となっただけでなく、従来使用可能回数2~3回から15回へ大幅に改善している。
産業廃棄物として大量に廃棄される卵殻を再利用することで、環境保護のみならず、廃棄物の削減観点からも有効である。
捨てるものを再利用するメリット
鶏卵などの使用後に出る卵殻について、数十年前は廃棄されるのみであったが、近年は食品への応用、土壌改良剤や肥料として再利用されるケースが増えている。
また、内側の薄い卵殻膜は、化粧品や食品の原料として利用されることもあり、再利用される量も増えているが、このような取り組みを行っても再利用される量には限界があり、現状では100%になっていない。
今後は、このような再利用技術が更に開発されることにより、廃棄量0%を達成できると期待される。
(画像はプレスリリースより)
エア・ウォーター株式会社
https://www.awi.co.jp/