値引き有り無しで大きく変わる廃棄率
2023年2月15日、ハルモニア株式会社(以下 ハルモニア)は、東芝テック株式会社(以下 東芝テック)と共同で開発した、「Harmoniaロスフリー」の提供開始を発表した。
このサービスは、スーパーをはじめとする食品小売業での、商品値引きと廃棄ロスを最小限に抑えるものであり、適正な値引き率と回数、値引きのタイミングを自動で算出設定するものである。
また、仕入れや総菜の製造数量についても、どの程度増やすのか減らすのかまでも提示することが可能であるため、販売戦略の材料としても利用可能。
日本における食品廃棄率は高い
食品が余り、飽食となっているが、世界的に食品の廃棄は大きな問題となっている。
日本でも食品ロスとして年間約500万トン超の食品が廃棄されているが、食品小売業だけでも約60万トンとなっており、廃棄量の多さと同時に利益の圧迫要因となっている。
スーパーなどで一般的になっている値引きであるが、値引きをすれば売れるが利益が減少し、逆に値引きしなければ廃棄が増えるというジレンマを抱えているのが現状。
これらの問題に関して、「Harmoniaロスフリー」を利用することで約20パーセントの、廃棄率と利益改善効果が認められており、非常に有効と考えられる。
(画像はプレスリリースより)
ハルモニア株式会社
https://www.harmoniainc.jp/release/lossfree-launch/