英会話コーチングの「Gabby」、脳科学的新メソッドとAI発音評価機能のサービス提供を開始

株式会社ギャビーアカデミー（以下、ギャビーアカデミー）は14日、同社が提供する英会話コーチングプログラム「Gabby（ギャビー）」の基本サービスに、東京大学大学院総合文化研究科酒井邦嘉教授との共同研究で開発した、世界初の「脳科学的言語トレーニング法」を基本カリキュラムに用いたサービスを追加すると発表した。

また、世界最高水準とされる「英語スピーキング評価 AI」CHIVOXの発音評価機能を新たに導入し、ユーザーがセルフトレーニングにおいて利用可能に、客観的スピーキング評価を何度でも受けられる環境を整備したことも明らかにした。

ギャビーアカデミーでは、英語を仕事で用いるビジネスパーソンを主な対象に、実用的に使える「話す英語」を効率良く、脳科学的視点からトレーニングして身につけていくアプリでの自主学習と、公的資格を有した英語ネイティブスピーカーからのコーチングを組み合わせ、「Gabby」として提供してきた。

従来の英語学習法における、英語音声情報のインプット量における圧倒的不足という問題を解消し、スピーキング力向上につながる大量の英語音声情報の体系的なインプットと、実践的なアウトプットの機会を十分に得られるシステムで、言語脳を鍛え、使える英語力を身につけられるようにする点を最大の特徴としている。

ギャビーアカデミーは2020年の設立当初から、言語脳科学や脳計測科学を専門とする東京大学の酒井邦嘉教授と共同研究を重ね、今年3月には、ブローカ野での処理プロセスに着目した新しいカリキュラム「脳科学的言語トレーニング法」（Neuro-Language Training、以下「NLT」）を共同開発するに至った。

今回の新サービスでは、このNLTを用いたカリキュラムを利用可能とする。NLTは「文生成力」、「即応能力」、「音韻能力」のそれぞれに対するトレーニングで構成されており、それぞれの練習を段階的に難易度を上げつつ行っていけば、脳の言語野を鍛えられ、自然に思い通りの英語を話したり、聞き取ったりすることが可能になるという。

ギャビーアカデミーでは、開発したメソッドに沿う音声トレーニングドリルを、第二言語教育の資格を持った英語ネイティブのチームで作成し、詳細なレベル分けを施したカリキュラムとして完成させてサービスに実装させた。

また新サービスでは、「英語スピーキング評価 AI」CHIVOXを組み込んだスピーキングテストを、トレーニング開始時と受講期間の3カ月ごとに実施するものとする。

このスピーキングテストでは、瞬発的な文生成力や、複合的な英語の音韻力を自動的に計測・評価することができる。母音・子音などの音素レベル評価はもちろん、ストレスの置き方や英語のリズム・抑揚を生み出すリンキング、リダクション、間の取り方、単語の重なりによる音変化などがチェックされるという。

この結果をもとに、最適なセルフトレーニングの開始地点を決定するほか、日々のトレーニングメニュー提案を行っていく。

こうしてカスタマイズされた学習メニューでは、毎日1回、AIミニテストでの発音評価も受けられる。日々の自主学習成果を自動で記録できる仕組みも整えられ、自身で振り返りながらステップアップできるなど、モチベーションを高く、継続しやすい環境にもなった。

さらに色やイメージ、リズム、動作を活用し、正しい英語母音と英語独特のストレス、リズム、抑揚の習得を助ける「Color Vowel」アプローチで独自に開発した動画教材の提供も開始された。

こちらの教材も、AIスピーキングテストの結果に応じて組まれたものとなり、日々のトレーニングで効率良く使うことができる。「Color Vowel」アプローチは、米国教育機関ELTSが特許を有するシステムで、ハーバード大学など北米大学において英語発音教育に採用されており、移民への英語教育法として有用なことが米国国務省のページでも示されている。

ギャビーアカデミーでは、今後も言語脳科学とテクノロジーを融合させ、世界の学習者が最短期間で得たい外国語スキルを身につけられるサービスの提供に努めていくとした。

（画像はプレスリリースより）




株式会社ギャビーアカデミー　プレスリリース（PR TIMES）
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000063571.html