金属非含有でDPF手動再生回数を大幅削減
2023年4月27日、出光興産株式会社(以下 出光)は、公益社団法人自動車技術会主催の自動車技術会賞で、金属非含有オイルが「技術開発賞」を受賞した。
このオイルは、ディーゼルエンジン用で、JASO DH-2規格をクリアする性能を有しており、ディーゼルエンジンによって排出される煤やエンジンオイルが燃えることで発生する粒子の発生を大幅に減らすことができる。
これによりDPFとよばれるフィルターのメンテナンス回数を減らすことが可能である。
DPFは人による定期的なメンテナンスが必要
トラックやバスなどのディーゼルエンジン搭載車から排出される煙には、エンジンでの燃焼時に排出される煤と共に粒子が混じっているが、粒子はDPFに堆積し目詰まりを起こすため、人による定期的なメンテナンス「手動再生」が必須。
今回開発したオイルは、粒子の発生を抑える効果があり、環境負荷低減と同時に「手動再生」に掛かる時間の削減効果も期待できる。
2024年から施行される「2024年問題」についても、トラックのメンテナンス費用、整備士の整備工数も削減できることから、有効であると考えられている。
(画像はプレスリリースより)
出光興産株式会社
https://www.idemitsu.com/jp/news/2023/230427_2.html