バイタルデータ把握で異常検出
2023年7月4日、株式会社ハイフライヤーズ(以下 ハイフライヤーズ)と、凸版印刷株式会社(以下 凸版印刷)は、保育園における園児の生体情報を収集把握し異常を検出する実証試験を、2023年7月11日より開始し0歳児~5歳児すべてを対象とすると発表した。
近年問題となっている保育における事故について、園児の状況把握を人の目や経験に頼っていることが原因であると指摘されており、機器を利用したシステムを構築することが目的となる。
なお、ハイフライヤーズでは、送迎バス内での取り残し防止のために、2021年に実証テストを行っている。
Bluetoothとリストバンドで状態を把握
今回は、園内での園児の位置と健康状態を把握することが目的となっており、Bluetoothとリストバンド型生体センサーが使われる。
園児の位置は15cm誤差での把握が可能であり、健康状態は、脈拍、血圧、ストレス値の計測が可能であり、体調悪化や事故を検出可能。
なお、トイレ以外に設置された監視カメラにより、目視での状態確認も行われるため、機器の故障による異常未検出などのリスクは低いと考えられる。
言葉をうまく話せない、乳幼児の健康状態を把握管理するため有効であると期待される。
(画像はプレスリリースより)
株式会社ハイフライヤーズ
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