充電が集中することを自動で抑制する
2023年7月7日、長野県は、丸紅株式会社(以下 丸紅)、パナソニック株式会社(以下 パナソニック)と共同で、松本合同庁舎にて配車可能なEV公用車、EV充電の効率的な充電をマネジメントするため、AIを使った実証実験を行うこととなった。
長野県が目指す、「2050年ゼロカーボン」を実現するため、公用車をEVに置き換えることを進めているが、全車EVにするには、効率的な充電配分の制御が必要であり、場合によっては電池残量が少なく、乗れないといった問題が生じる。
これらの想定される問題を解決すべく、AIによる学習を取り入れることで、支障が出ないように開発を進めていく。
充電が集中することで起きる問題
EVを多く運用する上で問題となりやすいのが、充電が集中することにより契約電力を超えてしまうことであり、電気料金増加だけではなく、設備そのものを高容量化にする必要が生じる。
また、契約電力内での充電をやりくりする必要があるため、充電のタイミングによっては、電池残量が少なく出発できないなどの問題が発生する可能性も。
今回は、丸紅の予約配車管理システムと、パナソニックの充電制御システムを融合させ効率的な充電を行い、全車EVになった際に運用に支障が出ない様検証が進められる。
(画像はプレスリリースより)
長野県
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