「トクトクHQ」ベータ版ではファーストクライアントに
新時代の福利厚生サービスを提案する注目のスタートアップ、株式会社HQ(以下、HQ)は21日、株式会社NTTデータ・スマートソーシングとNTTデータマネジメントサービス株式会社が統合して誕生する新会社「株式会社NTTデータ・ウィズ」(以下、NTTデータ・ウィズ)において、HQのソリューションが「次世代型福利厚生統合プラットフォーム」として採用される旨、決定したと発表した。
HQが現在展開する選択型福利厚生(カフェテリアプラン)の「カフェテリアHQ」と、開発中である割引クーポン型福利厚生「トクトクHQ」(ベータ版)の2サービスをシームレスに活用可能な統合プラットフォームとして提供する予定で、「トクトクHQ」ベータ版については、NTTデータ・ウィズがファーストクライアントになるという。
HQでは、先行導入企業となる同社から使用感などのフィードバックを得ながら従業員体験の向上とプロダクトの改善を協同で目指していく方針ともしている。
より時代に合ったものへ、多様なニーズにも応える充実の福利厚生へ
新会社として誕生するNTTデータ・ウィズでは、2社統合に際し、社員のエンゲージメント向上やウェルビーイング実現のため、福利厚生もより満足してもらえるものとなるよう、改定が必要と考え、不利益変更とならないことは大前提としつつ、制度の見直しを進めていたという。
見直しに際し、人事戦略上からは「社員の働きがいや業務効率向上」と「学び支援の強化」につながることを重視した。第1の観点では、既存の福利厚生メニューの場合、レジャーや健康施設優待が中心だが、労働時間の削減や休暇取得の促進、生産性向上など多様な人材の働きがい創出、活躍支援につながる投資も重視したいといった点が考えられた。
第2の観点では、昨今の目覚ましい技術進化とともに、求められるスキルも変化してきていることから、学びの補助や在宅環境の整備支援など、各自の多様なニーズに対応可能なスキルアップ支援の仕組み、社員の成長や会社への貢献を促進するメニューを取り入れたいと考えていたという。
また、福利厚生の面からの課題としては、カフェテリアプランの利用率の低さがまず挙げられていた。人間ドック時のオプション利用を除くと、利用率は約2割と低く、せっかくある福利厚生ながら多くの社員が毎年ポイントを残したままにしていたとされる。
第2に地方勤務者が使いやすいメニューが少なく、地域差が指摘され、十分に皆にとって良いメニュー、期待に沿う福利厚生になっていなかった面があった。
第3には従来のサービスメニューは固定的で、柔軟にカスタマイズできるイメージも提案もなく、それが十分に活用されない状況や満足度の低さにもつながっているとも考えられていた。
これらの課題点を現行制度に見出し、最終的には社会環境の変化や多様な人材のニーズに応え、より働きがいのある企業へと進化していくための攻めの福利厚生、会社にとってもコストから投資への視点転換を図れるような仕組みの導入を目指すこととなり、他社サービスからHQへの切替えで、改革を進めることが決まった。
AIレコメンドなど使いやすい特徴が各所に
HQのサービスを選定するにいたったポイントとしては、「次世代型福利厚生統合プラットフォーム」として独自にカスタマイズできる点が大きかったとされる。
学びの支援や両立支援、健康支援に加え、HQ独自の在宅ワーク環境整備など業務生産性向上につながる新メニューも取り入れることができ、ウェルビーイング実現に向けた戦略的ラインナップは魅力あるポイントとなった。
また既存の余暇支援、各種割引・優待サービスが引き続き提供されることに加え、カフェテリアプランと割引クーポン型の一括パッケージ提供で、不利益変更なく社員へ充足したメニュー提供ができる点も評価された。
さらに社員からも、管理側からも、使いやすく利便性の高いUI・UXのソリューションとなっていた点が挙げられた。
HQの次世代型福利厚生には、利用する社員にとって、個々興味のある分野をAIが自動レコメンドしてくれる個別最適性をもったものであるほか、専用アプリのあるスマホからも手軽に利用できる仕組みであること、注文・立替申請が容易に完了できる体制にあり、Amazon連携やAI-OCRカメラ機能などポイント交換なども手軽でシームレスに利用できることといった点で利便性が高い。
一方の管理側にとっては、レコメンド機能・パーソナライズ機能により利用率向上が見込め、会社側の推奨メニュー告知も手軽に行えるメリットがある。またダッシュボード機能により、ログイン率、ポイント消化率、利用カテゴリ分析など導入効果をデータドリブンに評価・可視化でき、PDCAをスムーズに回していける点が魅力となる。
HQでは、今後も福利厚生産業の変革を目指し、積極的な取り組みを進めていきたいとした。
(画像はプレスリリースより)

株式会社HQ プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000089608.html