支援体制の強化、AI戦略室も設立
クラフトバンク株式会社は、2025年10月17日、総額38億円の資金調達を実施したと発表した。
同社は、建設業向けの経営管理SaaS『クラフトバンクオフィス』の提供などを通じて、建設DXを推進しているベンチャー企業。今回調達した資金は、全国規模での支援体制の強化やAI戦略室の設立、公共政策連携などに充当するとしている。
建設業を「未来をつくる成長産業」へ
同社は、地域建設業を「未来をつくる成長産業」へ転換すべく事業を展開している。SaaS『クラフトバンクオフィス』では、建設業界における業務の可視化や標準化、経営改善を実現。これまではアナログで管理されていた行動データの蓄積も進めており、利用する職人は全国で14000人以上におよぶ。
また同社は地域建設業への伴走支援を強化すべく、地域の金融機関/商工会議所/業界団体等とも積極的に提携し、支援ネットワークを形成。『職人酒場』『クラフトバンク総研』といったサービスも運営し、工事会社の事業機会拡大やデジタル技術活用の支援にも取り組んでいる。
22億円は第三者割当増資によって調達
今回の資金調達は、JICベンチャー・グロース・インベストメンツとAngel Bridgeを共同リード投資家とするシリーズBラウンドとして実施された。総額38億円のうち、22億円は第三者割当増資によって調達、16億円は既存株主による株式譲渡を通じて調達している。
(画像はプレスリリースより)

クラフトバンク株式会社
https://corp.craft-bank.com/建設DXを推進するクラフトバンク、総額38億円のシリーズBラウンドを完了 - PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/