インターネットがもたらした新たな詐欺
インターネットによって様々な変化がもたらされたが、金融詐欺とて例外ではない。サイバー詐欺で問題なのは電子取引が浸透するにつれてより手口が巧妙化し、検出が難しくなっていることだ。
今日ではサイバー犯罪者もハイテク化し、最先端の策略を使ってあなたのお金を盗もうとしている。
気付いた時には遅い
ミズーリ州の歯科医グループの事例では、ある朝気づいた時には20万ドル以上が不法に銀行口座から送金されていた。更に悪いことには、小規模といえどもビジネスであれば、オンライン詐欺の被害者になった場合に消費者に対するほどの保護が受けられない。
例えば、あなたがクレジットカードを盗まれたとしても、すぐに報告すればあなたの被害は最大で50ドルまでである。しかし、ビジネスの場合はそのような適用はなく、実際にサイバー詐欺の損失によって会社が倒産するケースも発生する。
ブライアン・クレブス氏は広範囲にわたってこの問題に取り組んでいる専門家であるが、同氏によると、この種の詐欺にあった企業の多くはその時になって、彼らの銀行に損害を補填する法的義務がないことを知るのである。
良くあるサイバー詐欺の手口とは
それではこのタイプの詐欺はどのように行われるのだろうか。良くある例としては、サイバー犯罪者がまず被害者のコンピュータに悪意のあるソフトを仕掛ける。そしてそれを利用してその会社のオンラインバンクのプロファイルにアクセスし、その情報を悪用して莫大な金額をその口座から引き出すのである。
この種のサイバー詐欺によるビジネスの損失は毎年一億ドルから数十億ドルに上っていると言われている。

Protect your business from the cybercrime wave
http://www.usatoday.com/money/smallbusiness/columnist/strauss/2010-04-18-cyber-threats_N.htm