ソーシャルネットワークの分野への投資は依然活発に
ロイター通信によると昨年フェイスブックに3億ドルを投資したロシアの投資グループであるデジタルスカイテクノロジーズ(DST)が今度は1憶3500万ドルをシカゴを拠点とするソーシャルコマースウェブサイトのグループオンに投資することを決めた。
DSTと共同出資者のバッテリーベンチャーズによると、この投資資金の大部分はグループオンの世界進出に活用され、購買を集約することで数100万人の顧客に対してより安い価格を提供することができるようになるという。同社は50都市以上に展開しており、ウェブサイト上で日用品を中心に扱っている。
グループオンはもともとThe Pointという2007年に立ち上げられたオンラインコミュニティから派生したものである。カナダのトロントでスタートしており、元々はアメリカのサイトではなかった。
ウェブの発展はソーシャルネットワーキングが牽引
DSTの最高責任者であるユーリ・ミルナー氏は次のように話す。
「この投資はソーシャルネットワーキングやコミュニティベースの活動が、この先のウェブの進化を形作っていく原動力となるであろうという我が社の見通しを強く表すものである。」
DSTはフェイスブックやマイスペースなどのソーシャルネットワーク用のゲームを製作するジンガの株式も保有している。
中国のインターネット関連企業の最大手であるテンセントホールディングスは3億ドルを出資してDST株の10%を保有し0.5%の議決権を保有することを先週発表している。拡大を続けるソーシャルネットワーキングの分野への投資が今後も活発に続くことが予想される。

Facebook investor DST takes stake in Groupon
http://www.reuters.com/article/idUSTRE63I3Z020100419?type=smallBusinessNewsGroupon
http://www.groupon.com/honolulu/subscriptions/newDigital Sky Technorogies
http://dst-global.com/